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認知能力・記憶能力】認知障害・記憶障害

特徴

・認知障害
抽象能力や判断力の低下、不安や依存、見当識障害、昼夜逆行、異食/過食、攻撃的行動、妄想、幻覚、せん妄、徘徊

・記憶障害
20〜50代までは、一回に記憶できる量の変化は比較的に少ない。
加齢とともに感覚記憶、短期記憶が苦手になる。
(参考)
感覚記憶:1〜2秒、短期記憶:数秒〜30秒程度、長期記憶:数年〜数十年

原因となる主な疾病

アルツハイマー病、ピック病、レビー小体病、脳血管障害(出血や梗塞)、外傷、腫瘍、斑痴呆、アルコール多飲による脳萎縮、甲状腺機能低下によるもの、パーキンソン病

代替手段、自助具、携行医療機器、対処法、など

デジタルカメラ、ICレコーダ、メモ

日本の該当者数

老人性認知症:約200万人(厚生労働省発表)
若年認知症:2.6万人(旧厚生省1997〜1998年調査)

一般的な配慮方法

・フェイルセーフ設計、フールプルーフ設計
・トライアンドエラーに対して壊れにくくする。
・投げられたり落とされたり濡らされたりしても耐えられるようにする。
・操作に集中できるような工夫(機器、環境)
・突然の大きな警告音などで驚かさない配慮をする。
・フィードバックを適宜(できるかぎり具体的に)おこなう。
・待ち時間がある場合ははっきりとさせる。
・タイムアウトの時間を調整できる。
・状態表示をする、さらにわかりやすくする(タイムアウトになった場合はそのことを伝える)。
・(当事者が認識できない場合があるので)介助者がサポートしやすい工夫。
・口に入れても無害、飲み込めない大きさにする。
・不安になる要素を取り除く、不安を感じるものに触れさせない。
・職場では本人の特性を見極め、不得意な分野を担当させない。