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認知能力・記憶能力】学習障害(LD)

特徴

全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する能力のうち特定分野の習得と使用に著しい困難を示す。

「ディスレクシア」は読み書きに関する学習障害。

原因となる主な疾病

脳の中枢神経系になんらかの機能障害があると推定される。

代替手段、自助具、携行医療機器、対処法、など

デジタルカメラ、ICレコーダ、集音機、タイムエイドなど各種タイマー、スケジュールボード、メモ、携帯用会話補助装置(VOCA)、シンボル(絵文字)の利用、ワンボタンスイッチ(シンプルテクノロジー)による学習

日本の該当者数

(参考)LDはアメリカ公立学校生徒の5%(アメリカ精神医学会:2000年)

一般的な配慮方法

・フェイルセーフ設計、フールプルーフ設計
・トライアンドエラーに対して壊れにくくする。
・投げられたり落とされたり濡らされたりしても耐えられるようにする。
・操作に集中できるような工夫(機器、環境)
・突然の大きな警告音などで驚かさない配慮をする。
・フィードバックを適宜(できるかぎり具体的に)おこなう。
・待ち時間がある場合ははっきりとさせる。
・タイムアウトの時間を調整できる。
・状態表示をする、さらにわかりやすくする(タイムアウトになった場合はそのことを伝える)。
・(当事者が認識できない場合があるので)介助者がサポートしやすい工夫。
・口に入れても無害、飲み込めない大きさにする。
・不安になる要素を取り除く、不安を感じるものに触れさせない。
・職場では本人の特性を見極め、不得意な分野を担当させない。