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皮膚感覚】触覚消失、触覚鈍麻、触覚過敏、錯触覚、異常触覚(蟻走感など)

特徴

症状としては、全体的な触覚感度低下のほか、「チクチク感」「ピリピリ感」「こわばり」「しびれ」なども感覚異常の症状。

生活への影響としては、やけどなど危険察知が遅れる可能性が大きい。
スイッチなどの操作感(フィードバック)が通常と異なる可能性がある。
握力など力の強弱調整が難しく、物を握られない、または力を強くかけ過ぎてしまう。
小さいものをつまみあげる、紐を結ぶ、薄い紙をめくるなど、細かい器用な操作が難しい。

原因となる主な疾病

先天的要因が主。
糖尿病など。

せき損などにより温感、冷感が鈍くなる場合がある

代替手段、自助具、携行医療機器、対処法、など

危険回避や摩擦の確保のための指サック、手袋、温度計

日本の該当者数

皮膚感覚を鈍化させる原因のひとつである糖尿病の総患者数(継続的に医療を受けている患者数の推計値)の推計は、男性132.3万人、女性114.7万人、計246.9万人。前回の2002年調査に比べて18.5万人、8.0%の増加。
(厚生労働省による患者調査(2005(平成17)年))

一般的な配慮方法

・手が触れる部分の温度が分かる工夫、断熱、高温部/低温部の表示
・保持したり握ったりする部分への表面処理など摩擦の確保