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認知能力・記憶能力】発達障害

特徴

・自閉症
社会性(他者との交流)、コミュニケーション(言語能力)、想像力の3側面において障害をもつ。

・高機能自閉症
自閉症の中で知的障害を伴わないもの

・アスペルガー症候群
自閉症と同様の障害をもちつつ、知的障害を伴わず、言語発達の遅れがないもの

・ADHD(注意欠陥・多動性障害)
極度に落ち着きや集中力がなく、社会生活に困難を伴う。

原因となる主な疾病

・自閉症群
脳の大脳辺縁系および小脳が関与している、と考えられている。

・ADHD
前頭前野(一部萎縮が見られる)が関係していると考えられている。

代替手段、自助具、携行医療機器、対処法、など

デジタルカメラ、ICレコーダ、集音機、タイムエイドなど各種タイマー、スケジュールボード、メモ、携帯用会話補助装置(VOCA)、シンボル(絵文字)の利用、ワンボタンスイッチ(シンプルテクノロジー)による学習

日本の該当者数

(参考)
自閉症:0.2〜.0.6%(各国調査結果より)
ADHD:アメリカ公立学校生徒の3〜5%(アメリカ精神医学会:2000年)

一般的な配慮方法

・フェイルセーフ設計、フールプルーフ設計
・トライアンドエラーに対して壊れにくくする。
・投げられたり落とされたり濡らされたりしても耐えられるようにする。
・操作に集中できるような工夫(機器、環境)
・突然の大きな警告音などで驚かさない配慮をする。
・フィードバックを適宜(できるかぎり具体的に)おこなう。
・待ち時間がある場合ははっきりとさせる。
・タイムアウトの時間を調整できる。
・状態表示をする、さらにわかりやすくする(タイムアウトになった場合はそのことを伝える)。
・(当事者が認識できない場合があるので)介助者がサポートしやすい工夫。
・口に入れても無害、飲み込めない大きさにする。
・不安になる要素を取り除く、不安を感じるものに触れさせない。
・職場では本人の特性を見極め、不得意な分野を担当させない。