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移動空間PJ 和田主査(1/4)

2011.03.20掲載

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和田主査

日立製作所の和田と申します。
これから移動空間プロジェクトの発表をします。



まず、テーマの背景について説明します。私たちのテーマは静岡の調査、提案ということで、自治体との協業の先駆けと言ってもよいと思います。
写真をご覧ください。

テーマの背景

例えば、案内のサインが交通事業者によってまちまちであるとか、矢印のとおりに歩いても、目標に行き当たらないということがよくあります。路線図や時刻表のデザインがバラバラなのは皆さん、体験されていると思います。
「誰でも移動しやすいか」という観点から見ると、移動の情報そのものに、まだまだ問題があると思います。このようなきっかけで、私たちの研究はスタートしました。

目標と課題

2006年の国際会議では「誰もが行きたいところへ安全に快適に移動できること」という考え方に基づいて、継ぎ目の部分の情報の分断が問題であると発信して、「情報の継ぎ目のない移動環境」を目標にすることにしました。

さて、これまでの経緯を説明します。
2008年までは移動情報の調査手法の研究に取り組みました。
2009年から具体的案件へのトライという目的で静岡県、静岡市など関係部署のご協力をいただき、静岡周辺の調査をしてきました。
2010年には現場調査からアイディア抽出、静岡へ提案を行い、国際会議で発表しました。また、調査手法の研究は、静岡を題材として調査シートの試行、フィードバックを繰り返し、昨年3月にIAUDのWebで一般公開しました。
「移動情報UD調査シート」の閲覧ページはこちら

本日はこのテーマの中から、静岡周辺の調査とアイディア提案について報告します。


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