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「移動情報UD調査シート」を公開します

2010.03.25掲載

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IAUD移動空間プロジェクトは、鉄道駅やバスターミナルなどで案内情報の提供手段や方法が交通事業者間でまちまちになっていることに着目、研究しています。ここに案内情報の継ぎ目「シーム」を発見するためのツール「移動情報UD調査シート」を作成しましたので公開します。

自治体・交通事業者・学校などでUDに関心のある皆さまに、ご活用いただき、ご意見・ご要望などお寄せください。


シームレスモビリティ実現に向けて

IAUD移動空間プロジェクトは「誰もが行きたいところへ、安全に、快適に移動できること」というシームレスモビリティの考え方に基づき、案内情報の継ぎ目「シーム」のない移動環境を目標とした研究に取り組んでいます。

シームレスモビリティの概念図


「移動情報UD調査シート」の概要

この調査シートでは、任意の調査シナリオを設定し、案内情報のタスクごとに見つけやすさや分かりやすさを評価することができます。さまざまな駅やバスターミナルなどで汎用的に使え、被験者の主観的な評価を汲み取れるよう、数回の実地調査を経て改善を行ってきました。

UD調査シート実物の画像。縦列には調査対象の案内情報。横列には評価項目。

調査シートの特徴

  1. フィールド調査での使用を考慮した構成としました。
    • 一覧性の高い構成(シナリオや評価項目の一覧性)
    • フィールドの場で被験者の主観評価を得やすい構成(チェック方式、3段階以下の評価)
  2. 案内情報の「シーム」調査に必要な評価を、直感的に判断できるよう項目を整理しました。
    • 案内情報の有無、設置場所、表示高さ、文字サイズ、色使い、検索性、外国語、音声・点字情報、自由記述など

調査結果イメージ

フィールド調査後に、調査シートの各案内情報をタスクごと、評価項目ごとに集計し、問題点を浮き彫りにすることが出来ます。調査目的に応じたまとめ方をおすすめします。

UD調査シート記入例の画像。バスから電車の乗換えでサインが不足していることが分かる。


「移動情報UD調査シート」のダウンロード


お問合せ

「移動情報UD調査シート」に関するご質問やご意見などは、お問合せフォームからお願いします。


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