「第8回国際ユニヴァーサルデザイン会議2021 in ザ・クラウド」開催速報
2021年03月04日掲載
ユニヴァーサルデザイン(UD)とは、民族、文化、慣習、国籍、性別、年齢、能力の違いにかかわらず、できる限り多くの人々に利用可能なように最初から意図して、機器、建築、身の回りの生活環境などをデザインすることです。
2002年11月に横浜で開催した我が国初の国際UD会議は大成功を収め、その最後を飾る「国際ユニヴァーサルデザイン宣言」では、一人一人の人間性を尊重した社会環境づくりをUDと呼び、使い手と作り手の関係を再構築することで、社会のすべての面に適用されるべき人間中心のしくみ作りを急ぐことが重要と提言されました。そして、その提言はそのまま1年後に設立されたIAUDの設立趣旨となっています。
新型コロナウィルスの発生から既に1年以上が経過していますが、未だ収束の気配は見えず、ワクチン開発や自然感染により集団免疫が獲得されるまでには4〜5年を要するとの一部専門家の見解もあります。
しかし、それまで息を潜め、ひたすら待つしかないと考えるのはあまりにも消極的かつ無責任と言わざるを得ません。
米コロンビア大学の研究によれば、人体に無害な波長222nmの紫外線を数分照射すれば新型コロナウィルスが不活化(感染力や毒性の消失)することが確認され、日本のメーカーがこの光源を開発しているとのことです。また、金属の銅の表面では新型コロナウィルスが4時間で不活性化し、酸化チタンなどの光触媒には抗ウィルス効果があるとの研究報告もされています。
今回のオンライン国際会議では「新型コロナウィルス感染防止のためのデザイン」とのテーマを掲げ、それらの科学的知見を基にしたイノベーションとデザイン思考を用いて、人類の生存を脅かすコロナウィルスを積極的に撲滅するための方策を考えます。
さまざまな立場の方々の幅広いご支援とご協力、そして積極的なご参加を切にお願いいたします。
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