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設立趣旨

設立にあたって

前総裁 寛仁親王殿下 写真

100%の障害者はいない。
100%の健常者もいない。
人間は皆、身体(又は精神)のどこかに障害部分を持っており、なおかつ健常なる部分をも合わせ持っている。
ユニヴァーサルデザインとは、誰でもが豊かで快適な生活を送るためのものである。

前総裁 寛仁親王殿下(平成24年6月6日薨去)

前会長 山本 卓眞 写真

日本がユニヴァーサルデザインに力をいれていくことは、世界にとって意味があることだと思います。
日本は人を中心においた先端的な技術によって、この分野で世界的に貢献していくことができる国だと確信しています。

前会長 山本 卓眞 (平成24年1月逝去)

設立趣旨

設立趣旨 写真

 高齢化先進国である我が国の65歳以上の高齢者は、現在既に全人口の27%を超え、2025年には30%を上回るといわれています。これに身体機能の低下が顕著となる50歳以上や、自立している障害者も加えると、既に全人口の約45%(約5,815万人)以上が何らかの身体的な不便さを感じております。こうした人口構成の変化と共に、技術革新の急激な進展は、高齢者やさまざまな障害を持つ人々に新たなディヴァイド(障壁)を生み出して来ました。これは子供や妊産婦、あるいは言葉や生活習慣の異なる外国人にとっても、同様の問題です。若くて健康な人だけを念頭に置いた商品開発だけでなく、年齢、性別、人種や能力の違いなどによって、生活に不便さを感じることの無いものづくり・社会づくりが必要です。

 できる限り多くの人々に利用可能なように最初から意図して、機器、建築、身の回りの生活空間などをデザインすることを「ユニヴァーサルデザイン」と言います。つまり、ユニヴァーサルデザインとはすべての人のためのデザインであり、本来あるべきものづくりの姿なのです。ユニヴァーサルデザインの実践は、企業にとってはユーザー層の拡大と顧客満足度の向上につながりますし、行政にとってはさまざまな立場の人々と共に街づくりを進める礎ともなります。
これは、我が国の国民のみならず、全世界のすべての人々にとって有益なことです。

 こうした認識のもと、2002年11月30日~12月4日に開催された「国際ユニバーサルデザイン会議2002」は、産・官・学の垣根を越えて国内外の専門家が一堂に会し、これまでに蓄積されたユニヴァーサルデザインの成果を評価しつつ、情報の共有化と人的交流を行うことで、より高い水準へ到達することをめざすものでした。最終日の「国際ユニバーサルデザイン宣言2002」では、一人一人の人間性を尊重した社会環境づくりをユニヴァーサルデザインと呼び、あらためて使い手と作り手の関係を再構築することで、ものづくりにとどまらず、社会のすべての面に適用されるべき使い手中心のしくみ作りを急ぐことの重要性を確認しました。我々は、この会議の理念と成果を踏まえ、その継続と発展を願い、ユニヴァーサルデザイン活動を進めていくことを決意いたしました。

 ユニヴァーサルデザインのさらなる普及と実現を通して、停滞する日本経済を再び活性 化し、社会の健全な発展に貢献するために、また日本発のユニヴァーサルデザインを広く世界に発信し、ひいては、人類全体の福祉向上に寄与することを願って、ここに「国際ユニヴァーサルデザイン協議会」を設立し、業種業態の異なる様々な企業・団体・個人のご参画をお願いする次第です。

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