ごあいさつ
コロナ禍が始まってから5年過ぎました。入り口での体温測定はほぼなくなりましたが、消毒液はまだけっこう残っており、使っている人も見かけます。医療専門家は、冬期にはインフルエンザやコロナの感染を防ぐため、混んでいるところではマスクをするように勧めています(大きな病院では、感染リスクが高い外来患者がいることから、マスクを義務づけています)。このように、まださまざまな活動に制約があり、IAUDも例外ではありませんが、そういった状況下での2024年の活動を報告いたします。
IAUD国際デザイン賞は例年どおり国際的な顔ぶれの審査員によって選考されました。結果はまもなく発表されます。
UD検定はオンラインで行われるようになり、初級と中級は順調に実施できています。ご希望の多い上級の実施については鋭意検討中ですので、もうしばらくお待ちいただければ幸いです。
国際ユニヴァーサルデザイン学院によるUD研究講座の初年度は、滞りなく終了しました。2年目は、海外講師の参加やカリキュラム内容の充実など準備に時間を要したため、開講を4月に延期しました。国内だけでなく、広く世界からも受講生を募り、IAUDがこれまでに蓄積したUDの知見をさらに広く社会に伝えたいと考えています。
次回の国際UD会議ですが、現時点ではまだ決定に至っていません。告知期間が短いのは参加者にとって不都合であるのは承知しておりますので、開催が決まれば速やかにお知らせするようにします。
以上、本年もできる限り奮闘努力をしていく所存ですので、引き続き会員皆様からの貴重なご助言、ご協力、そしてご支援をよろしくお願い申し上げます。
IAUD理事長 古瀬 敏