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IAUD第4次中期活動計画

1. 基本事項

(1)IAUD理念

ユニヴァーサルデザイン(UD)のさらなる普及と実現を通して、社会の健全な発展に貢献するとともに、日本発のUDを広く世界に発信し、みんなが平和に快適に暮らせる社会を目指します。

(2)IAUDヴィジョン

IAUDは、民族、文化、慣習、国籍、性別、年齢、能力等の違いによって、生活に不便さを感じること無く、“一人でも多くの人が快適で暮らしやすい”社会づくりを目指します。そのために、以下の3つの視点で活動します。

  1. 社会全体のUD基盤整備
  2. 企業・団体によるUD製品・サーヴィスの提供
  3. 生活者のためのUD風土の醸成

2. IAUD第4次中期活動計画

IAUD第4次中期活動計画は、2010年度に策定した第3次中期活動計画を振返るとともに更なる成長、発展を目指した今後4年間(2015年4月~2019年3月)の活動指針とします。とりわけ、この4年間はランドマークとしての東京2020オリンピック・パラリンピックに至る環境整備期間にあたるため、「一人ひとりの人間性を尊重した安全・安心な社会環境づくり」を目指すIAUDとしては、UDの普及と実現を果たしつつ自らの存在意義を示す絶好の機会であり、一層の奮闘・努力が期待されています。

(1) 第3次中期活動計画の振り返り

第4次中期活動計画策定に際し、第3次中期活動計画(2011年4月~2015年3月)の達成状況の評価を行いました。その結果、

  1. 「社会全体のUD基盤整備」については、国際UD会議を契機に中央官庁や地方自治体との関係を深めることができ、徐々にUD基盤整備に貢献する体制が整いつつあります。また、国内外から国際会議に参加した産・官・学・民等多くの方々を通して広くUDの効用が認知されるに従い、おのずと国や自治体が行なう様々な事業にも反映されていることが感じられ、それは国際会議の回数を重ねるごとに強まってきています。
  2. 「企業・団体によるUD製品・サーヴィスの提供」を通じ、各企業・団体においては具体的な開発成果が生み出されています。特に電機、自動車、住宅設備等の製造業においてUDはもはや商品開発の基本機能として認識されるに至り、この10数年で急速に業界内または個々の企業内に浸透してきました。特に会員企業においては、研究部会の各PJ/WGが行なうテーマごとの活動や48時間デザインマラソンへの参加を通し、確実に企業内にその成果を持ち帰り自社の商品開発力向上や企業文化の醸成に寄与していることが認められます。さらに、IAUDアウォードも回を重ねるごとに産業界に認知され、大賞、金賞などの表彰は、それぞれの企業イメージの向上にも大いに貢献していることがうかがえます。
  3. 「生活者のためのUD風土の醸成」については、直接的にはUD検定初級・中級の実施により、一般の生活者にUDの考え方や意義を理解してもらう仕組みが確立したといえます。ただ、UD検定に関心のある人々を主な対象としていることから、その影響を受ける範囲は現時点においては、まだ限定的と言わざるを得ず、検定の認知度が上がるに連れ、その裾野は次第に広がっていくことが予想されます。また、IAUDが定期的に実施する定例セミナーや国際UD会議の参加者に対しては、それらの講演内容や商品展示等から、ユーザーを取り巻く生活環境が従来と比べ確実に改善の方向に向かっていることを実感いただいているものと考えます。

(2)活動方針—IAUDにおける新たな成長計画—

第4次中期活動計画については、第3次中期活動計画の達成状況を踏まえ、IAUD理念、ヴィジョンを達成するための新たな成長計画として、引き続き、以下のような活動方針を策定しました。

  1. UD製品・サーヴィスにとどまらず、各業界の垣根を超えた社会システム・UD基盤構築に向けた研究テーマ、普及活動に取り組み、その成果を基に国や自治体への具体的な提案と協働を行い、法律、政策、条例等の仕組みづくりに貢献できるよう、「研究」、「普及」段階から「実現」段階へ積極的に事業を展開します。
  2. 過去5回の国際会議開催経験とその成果に鑑みて、国際会議をIAUDの中心事業と位置づけ、国内外への活動成果の発信、コミュニケーション活動として隔年ごとの開催を行ないます。同時に、検定・認定、アウォード、ワークショップ等の自主事業を育成しつつ、盤石な財政基盤を確立するため、当面は一般財団法人として運営整備します。

(3)アクションプラン

第4次中期活動計画については、第3次中期活動計画の達成状況を踏まえ、IAUD理念、ヴィジョンを達成するための新たな成長計画として、引き続き、以下のような活動方針を策定しました。

  1. 基本活動
    • [研究開発] 外部機関・専門家との連携によるUDプロジェクト研究の推進
    • [活動成果の発信] 公式ウェブサイトの充実、各種メディアを活用した広報の拡充
    • [自主事業の育成] 48時間デザインマラソン、IAUDアウォード、UD施設認定、UD検定(初級・中級)等の事業育成および認知度向上。
  2. 重点活動
    • [国際UD会議] 第6回を2016年、第7回を2018年に開催
    • [オリパラ連携] 2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックへ向け、特に省庁、自治体、関係団体と連携強化
  3. 強化活動
    • [国際連携] 海外UD研究機関/団体との連携強化
    • [国内連携]:省庁、自治体、教育機関、学会、NPO等との連携拡充
    • [運営体制]:一般財団法人としての盤石な組織体制構築

※ユニヴァーサルデザイン(UD):できる限り多くの人々に利用可能なように最初から意図して、生活環境、建築、機器、システム、サーヴィスなどをデザインすること。IAUDでは、さらに一歩踏み込んで、「一人ひとりの人間性を尊重した安全・安心な社会環境づくり」こそが、ユニヴァーサルデザインの本質であると考えます。

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