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2023.03.03掲載
オンライン開催された「IAUD国際デザイン賞2022プレゼンテーション/表彰式」表彰授与の様子
一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)は、3月1日(水)に「IAUD国際デザイン賞2022」の表彰式及びプレゼンテーションをオンラインで開催し、世界各国から約200人の参加を得て、大変盛況のうちに終了いたしました。その概要を下記のとおり報告します。
2011年の創設以来、今回で12回目を迎える「IAUD国際デザイン賞」は、持続的な共生社会の実現に向けたUD活動の実践や提案を国際的に表彰するものです。これまでに国内外の優れた活動や製品が受賞しています。
表彰式も2017年度はドイツ・ミュンヘン、2018年度はタイ・バンコクと海外でも開催しており、毎回世界各国から多くの方にご参加いただいております。
今回も前回同様オンラインで開催したところ、世界14か国から受賞者をはじめデザイナーや建築家、学生や教職員、メディア関係者など約200人のご参加を得ました。
情報保障としては日英の同時通訳を設け、参加者は日本語と英語の音声を自由に選択できるようにし、日本語字幕(他言語は自動翻訳字幕)も同時配信しました。
まずは司会進行の川原啓嗣IAUD国際デザイン賞2022審査委員/IAUD専務理事(名古屋学芸大学名誉教授)より、受賞結果が発表されました。
今回は学生チャレンジ部門を含めて世界8か国(イスラエル、英国、韓国、スペイン、中国、ドイツ、日本、ノルウェー)31件のエントリーの中から、「IAUD国際デザイン賞2022審査委員会」により「第1次審査(書類審査)」と「第2次審査(本審査)」が厳正中立に行われた結果、「大賞」には、UDの原則を適用して新旧の建物を統合し、あらゆる人のための学習の場を実現したノルウェー・ベルゲン市にある「西ノルウェー応用科学大学クロンスタッドキャンパス」と、世界中のスタッフにアクセシビリティに関するトレーニングを提供する英国大手金融機関HSBCの取り組み「HSBC アクセシビリティハブ」が選ばれました。
さらに、「金賞」8件、「銀賞」8件、「銅賞」4件、「学生デザインチャレンジ賞」1件が発表され、益田文和審査副委員長(株式会社オープンハウス代表取締役)より表彰状が読み上げられました。
※受賞結果と審査講評の詳細は下記リンクをご覧ください。
IAUD国際デザイン賞2022受賞結果
IAUD国際デザイン賞2022審査講評
その後、オンニ・エイクハウグ審査委員長(EIDDデザインフォーオール・ヨーロッパ理事・ノルウェー)より、講評が述べられました。エイクハウグ審査委員長は、「IAUD国際デザイン賞は、UDの理念に基づいた優れた模範となるプロジェクトや製品、サーヴィスを表彰する世界唯一の国際的な賞。今回は、インクルーシヴデザインプロセスを実践することで、多様な人々が自立し、持続的に生活できる社会革新プロジェクトに賞を授与した。2つの大賞はまったく異なるカテゴリーだが、ユーザーニーズのリサーチと深い洞察がいかに素晴らしい結果をもたらすかを示した、UDの優れた先駆的な事例」と述べました。
さらに、益田文和審査副委員長も、「今は地球社会の中での多様性を認め、それを見込んだ仕組みを考える時代へと移行しつつある。自然の原理とあるべき人間社会の姿をデザインするために、立場を超えた自由な意見交換の場、開かれた議論の場としてIAUD国際デザイン賞が果たすべき役割がある」と講評しました。
続いて、他の審査委員からもコメントが述べられました。
その後、「IAUD国際デザイン賞2022プレゼンテーション」が行われ、大賞2件と金賞8件の受賞者が受賞した取り組みを英国、韓国、デンマーク、日本、ノルウェーからリモートで紹介しました。
受賞者の皆様には、非常にわかりやすく素晴らしいプレゼンテーションをしていただき、UDについてさらに多くの方と興味を深め、共有することができました。
最後には、参加者全員によりオンライン懇親会が行われ、自由に感想や意見交換が行われました。
参加者からは、「学びの多い充実したプレゼンテーションだった」「受賞作品は幅広い分野にわたりUDに真摯に取り組んでいる」「世界中に同じ志を持っている人がいることがわかり、励みになった」など、大変良い評価をいただきました。
IAUDは今年も「IAUD国際 デザイン賞2023」を実施いたします。応募要領は近日中にIAUD公式サイトに掲載します。
多くの皆様からのご応募をお待ちしております。
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