オンニ・エイクハウグ　Onny Eikhaug

「Innovation for All」（政府公認のプログラム）の創設者であり、EIDD デザインフォーオール・ヨーロッパの元会長。現在は同団体の理事。13年以上にわたりノルウェーデザイン協議会のデザインフォーオール分野のプログラムリーダーとして活躍。イノベーション戦略として、人間中心のインクルーシヴデザインの分野での活動を率先した。また政府の出資による Innovation for All プログラムでもプログラムリーダーを務め、人間中心でインクルーシヴなデザインの実践とその促進に尽力。

国内外で精力的に執筆や出版、講演、展示会キュレートの活動を行っているほか、デザイナーや教育関係者、研究機関、産業界や政府とも連携して活動している。ユーザーリサーチとユーザーの関与についての新しいツールや方法を用いながら、人間中心のインクルーシヴなデザインプロジェクトをビジネスや公共機関と連携させている。

執筆活動も行っており、「人々との革新 ―インクルーシヴデザインのビジネス ―」と「人々との革新 ―インクルーシヴデザインと建築―」という本では編集長兼著である。

国際的なマーケティング、セールス、イノベーション、製品開発、デザイン管理などの幅広い分野でエグゼクティブ経験がある。2015年には、ロンドンの英国王立芸術大学院のヘレンハムリンセンターフォーデザインの包括的会議において、インクルーシヴデザインの最優秀賞を受賞。2019年に日本の国際ユニヴァーサルデザイン協議会の評議員に就任。2021年より同協議会の国際デザイン賞　審査委員長を務める。