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住空間PJ 小泉しをり主査(1/2)

2012.04.10掲載

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活動目標

小泉しをり主査

住空間PJは誰もが心豊かに暮らせる住空間づくりを目標に、生活シーンからのアプローチによるテーマ研究を進めています。



活動目標

「UDプラス」身体的、心理的に適正な負荷、すなわち刺激を与えることで機能の低下を防ぎ向上させるという新たなUDの視点にフォーカスし、3つのWGで活動しています。


UDプラスのコンセプト概念図

これは、「UDプラス」のコンセプトを図にしたものです。縦軸が心理面の軸、横軸が身体面の軸です。段差を無くしたり、少ない力で使えたり、判りやすい表示にしたりと、生活する上での様々なバリアーやストレスといったマイナスの部分をゼロにしていく活動をUDの基本とすると、身体的、心理的に適正な負荷や刺激を与えることでただ使いやすいだけで無く「使って楽しい」、さらには、心身の機能の低下を防ぐ、機能を向上させる、といった快感や達成感を追求する新たな視点を、私たちはUDプラスと呼び、研究を進めています。



これまでの取り組み


これまでの取り組み

まずは建築家の荒川修作氏が設計された「三鷹天命反転住宅」です。この住宅は床面にわざと凹凸があったり、傾斜したりしていることで、日常的な生活動作をしているだけで、「身体機能や感覚機能」が研ぎ澄まされることを体験することができました。私たちがUDプラスという新しい視点のUD研究を進めるきっかけとなった調査物件です。 さらに2008年には、高知県にある沢田マンションにてワークショップを開催しました。このマンションはオーナーと住民によるセルフビルドで建築され維持管理されている建物です。増築が繰り返されているので、一見すると危険に見えるスロープや階段・先の見通しにくい通路などもあるのですが、住民の方とのワークショップの中で、そのような身体的・心理的負荷が刺激・きっかけとなり、ふれあいやコミュニケーションが生まれる、楽しく暮らせる、といったようなキーワードを抽出することができました。 その他にもいくつかの事例を調査してきましたが、その中から、今年度の取り組みとして「浦安・夢のみずうみ村」で行ったワークショップをご報告いたします。


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