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移動空間PJ 塩野太郎主査(2/2)

2012.04.10掲載

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事例2「公園ゲートのフィールドワーク」


2.公共空間のさまざまなシームに着目

公共空間のさまざまなシーム(つなぎ目)に着目し、公園ゲートの実体験調査をしました。


調査概要

公園ゲートとは公園の出入り口に設置される柵で、歩行者や車椅子の方は通行できるが、自転車バイクは公園内に進入できないようにして公園内の安全性を確保するためのものです。


問題点分析

問題点分析です。例えば、せっかく立てたゲートの横から自転車が容易に進入する事が出来たり、ゲートの形状だけでは効果がないのか注意書きが追加されているなど、規制や警告などでは問題解決になっていない事がわかりました。


アイデア抽出

これらの問題点を解決する為に、車椅子ユーザーのメンバーと共に、デザインマラソンスタイルで実際にアイデア開発を行いました。メンバーの出したアイデアからは、規制や禁止ではなく心理的に自転車の乗り入れを防いだりなど、歩行者、車椅子と自転車バイクが共存できないかというアイデアが多く出されました。 右側のイラストは画像アイデアの一例で、「入り口に花壇と小道を設置する事により、自転車から降りてゆっくり押して歩きたくなる」というものです。



2つの事例のまとめ

「事例1、評価手法の有効性確認」では手法が有効であることを確認できました。「事例2、公共空間の様々なシームに着目した調査」では、問題点分析、アイデア抽出手法のブラッシュアップを行いました。



今後の進め方


今後の進め方

これまで、「疑問や気づき」から「ひらめき研究」を重ね「調査手法の改善、ブラッシュアップ」につなげてきました。
今後は自治体や交通事業者の方々と「協力・推進」を行っていき、対応事例を積み重ね、その結果をもとに多くの方に活用してもらえる「調査手法、改善提言手法の発信」を行っていきたいと考えています。


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