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食のUD-PJ 土村主査(1/4)

2011.03.20掲載

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土村主査

大日本印刷の土村健治です。
食のUDプロジェクトは2006年に発足し、「食生活」をUD視点で快適にしていくこと、主に食品パッケージに関するテーマに取り組んでおります。生活者にとって快適な食品パッケージのあるべき姿を考え、そのアプローチを行っています。



その中でも今回は、食品パッケージに使用する、共通ピクトグラム開発の取り組みについてご紹介いたします。

ここに3種類のピクトグラムがありますが、これらが意味するものが何か、おわかりでしょうか? 日常生活でよく目にするデザインです。

Question1

答えは左から、「くず入れ」「身障者用設備」「リサイクル」をあらわしています。
どれもイメージのつきやすい「記号」ではないでしょうか。

それでは続いて、この3つのピクトグラムはいかがでしょうか。こちらは、食品パッケージでよく目にする「記号」ですが、意味はおわかりでしょうか?

Question2

この記号、実は3つともすべて「やけど注意」をあらわしたものです。今ご覧いただいているものは「カップ麺」で実際に使用されています。文字表記なしの「図記号」単体として見た場合、残念ながらその意味が伝わりにくいデザインになっています。

私たちは、食品パッケージにおいて「やけど注意」を伝えるために、わかりづらく、しかも色々なデザインの「ピクトグラム」が「混在」していることに着目しました。パッケージで表示される「ピクトグラム」が、その製品ごとに異なるため、共通イメージを抱くことができません。特に、文字情報が伝わらない外国人にとってはなおさらの事です。

冒頭にご覧頂いた「やけど注意」を表すピクトグラムは、実際には「文字情報」とセットで表示されていますが、ピクトグラム本来の役割を考えたとき、文字情報がなくてもその意味が正確に伝わることが必要であると、私たちは考えました。

ユニヴァーサルデザインを考えたとき、パッケージにおける「安全性」の確保は、重要な課題のひとつです。私たちは「注意喚起」や「警告表示」を効果的に伝達するため、「ピクトグラムデザイン」の標準化を目標に、まずは「やけど注意」を示す「共通デザイン」を作ることをテーマに掲げました。

ここからは、「やけど注意」の共通デザイン完成までのプロセスをご紹介します。 ここに紹介するプロセスは、はじめから決まっていた訳ではありません。初めての取組みでしたので、まずはメンバーが思いつく方法でスタートしました。

「多くの人に共通で伝わるモチーフは何か」
「そのデザインをどう検証していくか」

デザインやその調査方法で試行錯誤を繰り返しました。最終的には、昨年4月の「IAUD正式リリース」にたどり着きましたが、それまでの経緯をご説明します。


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