バナー:IAUD国際デザイン賞2022 募集期間延長9/30まで

メニュー

衣のUD-PJ 2010年度成果報告(4/4)

2011.03.20掲載

LINEで送る

先ほどスライドで見ていただいた樹脂タイプファスナーのサンプルをもとに、評価を行うことにしました。評価をしたのは、試着試験、ビデオ撮影、着脱アンケートです。まずはアンケート調査の内容を説明します。3つの介護施設の24名の女性に、実際にジャケットを着脱していただきました。

11.アンケート実施内容

5段階選択方式でのアンケートの結果、50%以上の方の評価をいただいたのが動きやすさ、生地の良さ、着心地でした。

12.アンケート結果

また、記述方式からピックアップした評価ポイントは、

  • 袖下が伸びるので腕が通しやすい
  • 肌触りが良いため着心地が良い
  • 生地に伸縮性があり軽くて動きやすい
  • ファスナーが面白い。特に止め具。
  • コンパクトになるので持ち運びが出来る
というものでした。

特に高評価をいただいたのが、私どもがターゲットとしていた「腕の通しやすさ」でした。縫い目がないのでひじのひっかかりもなく、腕を通すことができるとの評価を受けました。

13.高評価ポイント

今後考察をしなければいけない点としては、バランス、ファスナーの操作が挙げられます。

14.今後考察すべき点
要望のポイントをまとめると、
  • 止め具の位置(中央が好ましい)
  • ファスナーが慣れていないため使いづらい
  • ファスナーがかんでしまう
  • もう少しゆったりとした方がよい
  • 袖が長めであったためバランスが悪い
  • ファスナーの代わりにマジックテープがよい
というものでした。

パッチンタイプのファスナーを使っているので、ファスナーの構造が頭の中にインプットされていて、違う構造だとあれっと思う。それで、はじめて使う人はそれに戸惑いがあって、マイナス評価が出たと分析しています。2~3回つかうと、使いやすいという評価が出てきました。


この方は健常者の方ですが、片麻痺を想定していただき、左手1本で着ていただくデモンストレーションをやっていただいています。これもパッチンタイプを使っているので、片手でも袖を通すことはなんとかできる。このタイプは女性の9号に当たります。普通なら男性はなかなか着られないのですが、このように伸びることで、動きも問題なくピチッとはしていますが、生地の伸縮性の良さが出ていると思います。

まとめをしますと、今回、従来のものと比べ腕を通し易く、着心地が良いジャケットができました。また、年齢・障がい度合い、操作の慣れにより評価が大きく分かれたポイントがありました。
今後の計画としては、広範囲に対象者を広げ、より多くのデータを収集し、いろいろなアイデアを検討することで、外出したくなるような機能的でファッショナブルなジャケットの開発・商品化を目指していきたいと思います。 以上、ありがとうございました。


住空間PJ

インデックスへ戻る

食のUD-PJ

関連記事

ページトップへ戻る