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国際会議のご報告 成川理事長(3/4)

2011.03.20掲載

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今回初めて、IAUDアウォードということで表彰をさせていただきました。舞台は世界ということで募集をして、その中から審査員による審査を行い、大賞、優秀賞を選びました。後ほどまた説明します。

IAUDアウォード2010表彰式の様子  大賞:「フィリピン国内の地方における障がい者のためのバリアフリー環境形成プロジェクト(障がい者に優しいまちづくり)」独立行政法人国際協力機構、フィリピン国家障がい者協議会  優秀賞:「ドコモ・ハーティスタイル」の推進 株式会社NTTドコモ 「五感で感じるユニバーサルデザイン」から建築空間での展開~南アルプス市健康福祉センターでの試み~株式会社日建設計  「公共交通利用における移動支援情報の提供システムモデル構築」NPO法人まちの案内推進ネット

また48時間デザインマラソンについても、会期中、約60名の参加者を得て行いました。

48時間デザインマラソンの様子  日程:10月31日~11月2日 参加者:約60名(10名×6チーム) NHKが参加者密着取材 全国およびローカル番組で放映

また、今回浜松市さん、静岡県さんのこどもUDコンテストが行われました。
非常に熱心なご協力により、大分前から準備をしていただき、地元小中学生を対象に、色々なUDを紹介するとともに、表彰を行いました。子どもたちのエネルギー、パワーはすごいと、これも1つの感動できるイベントだったと思います。子どもたちが自然とUDの考え方を頭の中に入れ、学校の活動でもそれが取り入れられ、すばらしいと感じました。
こどもUDコンテストにつきましては、賞品、記念品を出しましたが、それらはIAUDの会員企業よりご提供いただきました。

こどもUDコンテスト表彰式の様子  地元の小中学生を大賞に開催したコンテストの表彰式を実施
こどもUDコンテストの賞品・記念品  IAUD会員企業より、受賞者ならびに参加者への記念品を多数ご提供いただいた

最後に、全体の会議を通じて、大会宣言起草委員会を設け、UD2010大会宣言を作成し、発表させていただきました。これは非常にすばらしい憲章になっています。ホームページに出ていますので、ぜひ皆さんに一度読んでいただきたいと思います。このようなすばらしい国際会議が有意義に終わって、このような宣言をできたのだと思います。
書いてありますように、色々な方が同様なお話しをなさっていますが、少数の方のニーズが特別な方法で解決されるべきと思っていた時代から、そうではなく、一人ひとりのニーズに合わせて、等しく尊重されるべきである。富の偏在、資源の枯渇など解決すべき問題は数多いけれど、我々は臆せず行動をしようと。
人は多様である、習慣も文化も多様である。一方で、私たちは普遍的だと。人は等しく笑い、泣き、悲しむ。ユニヴァーサルデザインのゴールは、差別をなくし、人々の違いを尊重して世界につなげることにある。ここに人と地球の未来のために、この営みを続けていくことを誓います、と宣言しました。
国際会議の中身については、私からは以上です。


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