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メディアのUD-PJ 田渕健一副主査/古澤暁子氏

2012.04.10掲載

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課題と目標

田渕健一副主査/古澤暁子氏

当プロジェクトは、UDの視点でメディアの変化をとらえ、新たな社会的課題を見つけ出すことを目標に取り組んでおります。2008年から活動を開始し、現在、22の団体、賛助会員で活動中です。
メディアには、様々な表現方法があり、「視覚」 「聴覚」などが情報伝達に利用されています。
私たちはまず、メディアの要素の分類を行い、要素毎に問題がおこる対象者を想定しました。その中からメディアにおける色づかい、いわゆる「多様な色覚に配慮した色のユニヴァーサルデザイン」にテーマを絞って、研究・提言活動を行なっています。




2つの研究活動

プロジェクト活動を開始した時、「メディアと色」にかかわるハザード事例収集から始めました。2009年からは、多くの人にとって判別しやすく、イメージを伝える配色に取組み、2010年の国際会議では「カラーUD配色イメージスケール」を発表しました。現在も、実用化に向けてブラッシュアップを続けています。
もう一つの研究は、昨年の東日本大震災以降の社会的課題を考察し、津波予報などのハザード情報を多くの人に、直感的に伝える色使いとして「カラーUDグラデーション」に取り組んでいます。



カラーUD配色イメージスケール


課題:メディアのカラー化が進むなか、判別性を確保し、その配色が持つイメージを伝えることができるのか。

メディアのカラー化が進む中、判別性を確保しつつ、その配色が持つイメージを伝えることができるか、というトライアルでした。日本カラーデザイン研究所の協力を受け、「5色配色イメージスケール」をカスタマイズした東洋インキ社のシミュレーションツール「UDing」で検証作業を繰り返し、暫定版カラーUD配色イメージスケールを、浜松で開催された国際会議で発表しました。


経過:暫定版を2010年第3回国際ユニヴァーサルデザイン会議@浜松で適用事例を発表。

さらに、カラー化がすすむ教科書をテーマに、この「カラーUD配色イメージスケール」をもとに作成した適用事例も発表しました。画面で紹介しているのは、若々しい配色の小学校の社会科と、プリティな高校の化学 元素周期表です。 皆さんは、どのように感じますか。

そして、私たちは浜松での提言をもっと多くの人に知っていただくために、昨年の6月には、NTTデータの豊洲イノヴェーションセンタで、自主セミナー開催しました。当日は、ストリーミングも含め78名が参加し、私たちにも意義深いイベントとなりました。

私たちの目指すゴールは、「カラーUDに適合した実用的な配色」を提言することです。暫定版の精緻化、被験者による検証、そして、10月の福岡での国際会議にむけて、事例研究と実用化イメージの準備を進めています。



カラーUDグラデーション


課題:気象情報やハザード情報を、多くの人に直感的に伝える色使い(グラデーション)ができないだろうか。

先の東日本大震災では、多くの尊い命が失われました。東京でも、電気が使えないという状況は記憶に新しいところです。私たちは、そんな状況下におけるメディアの社会的課題を議論し、「情報をいち早く理解すること」の大切さを再認識しました。
そして、多くの人に直感的に伝える色使いができないだろうか、と考えまず国内外の気象情報や、ハザード情報の色表示についての研究を始めました。


経過:国内外の事例を収集、分析から汎用グラデーションを開発、汎用グラデーションの改良。

一方で、今まで取り組んできた配色研究から、多様な色覚の人が共有できる、段階的な色の移り変わり、つまり、カラーUDグラデーションの開発に取り組みました。
状況や、用途による使い方を想定して、グラデーション自体の改良も試みています。


目指すゴール:CUDグラデーションがハザード表示として共有されること。

私たちの目指すゴールは、このグラデーションがハザード表示として共有されることです。画面左は、東京都下水道局の降雨情報で、右は今回のカラーUDグラデーションで置き換えたものです。

まだまだ、研究途中ですが、福岡での国際会議にむけて、現状の汎用グラデーションの精緻化、自治体を想定した事例研究の展開、そして、実用化へのイメージを固めていきます。



食のUD-PJ

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