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食のUD-PJ 山下隆司氏

2012.04.10掲載

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活動目標とこれまでの取り組み

山下隆司氏

食のUDプロジェクトでは、生活者にとって「快適」な「食」のあるべき姿を考え、そのアプローチを行っています。2006年の発足以来、これまで「共通ピクトグラムの開発」と「食に関する意識調査」をテーマに取り組んで参りました

今期の活動内容は、「やけど注意ピクトグラムの普及推進」と2008年から継続しています「食生活の意識調査」です。




やけど注意ピクトグラムの普及推進

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2つのテーマ「採用実態の把握」と「普及推進のためのチラシ作成」で活動いたしました。

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やけど注意ピクトグラムは、乱立する多種多様なデザインを理解度の高い3つのデザインに統一し、2010年4月にIAUDのホームページ上で一般公開しました。これらのデザイン決定に至るまでには、延べ600名の方に調査にご協力いただき、絞込みを行いました。
これにより、お問い合わせや採用したいとのご意見を多く寄せられました。また、普及のための広報活動の事例として包装専門誌へ寄稿もいたしました。さらに、日経・朝日・読売新聞等の新聞紙面による記事掲載もあり、広くこの「やけど注意ピクトグラム」が認知されるようになりました。

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採用実態ついては、まず初めに、食のUDプロジェクトメンバーのキユーピー商品のパッケージに採用して以来、想像し得なかった観光ホテルのバイキング用の調理器具や食品工場での製造ライン、その他食品メーカーのパッケージまたは印刷媒体など諸分野で採用されました。今後もますますの広がりを期待しています。

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またメディアのUDプロジェクトとの連携により、色弱者への配慮としてカラーUD対応配色のピクトグラムも準備しました。

さらに、「やけど注意ピクトグラム」の採用の実態把握を兼ねて、富士レークホテル様を訪問しました。新テーマのヒントを探る目的の中、客室のUD化のご紹介もいただきました。富士レークホテル様は、非常に熱心にUDについて取り組まれており、内閣府UD推進功労者表彰を受賞されました。

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今期活動の最後に、普及推進用ツールとしてA4両面チラシを作成しました。このチラシを活用して、認知度を高めていきたいと思います。



食生活の意識調査

2008年から2010年までは、「やけど注意ピクトグラム開発」のテーマと平行して、パッケージに関する「表示」を中心とした意識調査を実施して参りました。 4年目となる今期は、昨年3月に未曾有の東日本大震災が発生したことによる食生活の意識の変化を調査し、より安全・安心への高まりを実感しました。これらのレポートにつきましては、必要に応じて配布・活用して参ります。

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今後の活動

今後については、「やけど注意」ピクトグラムのJIS化に向けた活動とUDプラスを踏まえたテーマ検討に取り組んで参ります。


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