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2011.03.20掲載
亀田と申します。最後ですが、メディアのUDからご報告します。
まず、プロジェクトの活動報告を、そして、今回の研究テーマ「色のユニヴァーサルデザインを広げるイメージ配色の提言」を発表します。
メディアのUDプロジェクトは、研究部会の新しい領域として2008年にスタートし、メディア表現における「情報保障への配慮」について社会に提唱することを目標としました。現在、通信関連企業、NPO、出版社、コンテンツ制作会社、印刷関連企業、メーカーなど17団体が参加しています。
メディアと一口に言っても、表現はいろいろです。私たちは、メディアの要素を分類して、要素ごとに、問題がおこる対象者を想定しました。その中から「メディアにおける色づかい」に焦点を当てることにしました。
皆さん、「カラーユニバーサルデザイン」という言葉をご存知でしょうか。色の見え方は、人によってさまざまです。すべての人に情報が正確に伝わるよう配慮したデザイン、それを「カラーユニバーサルデザイン」と言います。一般の人に比べて色を見分けにくい、いわゆる色弱者は、日本では男性の20人に1人、女性の500人に1人、日本全体で320万人以上いるとされています。これは、横浜市の人口の約9割に当たります。
カラーユニバーサルデザインの視点で、世の中のモノを見ると、情報がしっかり伝わらない場合があります。例えば、電気機器を充電する時のランプの色。充電中なのか、終わったのか、色だけで表示されるとわからない場合があります。ほかにも加熱中か、終わったのか、待機電源が入っているか、入っていないかなども同じです。色弱者は、このような「ちょっとした不便」に直面しながら生活しているそうです。