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メディアのUD-PJ 亀田副主査(4/4)

2011.03.20掲載

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次のステップとして、我々はこの「カラーUD配色イメージ・スケール」をもとに、「デザイン事例」作りに取り掛かりました。
素材は、カラー化が進んだことにより、一部わかりにくくなったといわれる「教科書」を取り上げました。いくつかの学年、教科でケーススタディを試みました。例えば、小学校の算数で「数の位(くらい)の表」のあるページを素材に、「若々しい」という配色をほどこしてみました。

12.若々しい

次は、「プリティな」

13.プリティな

つづいて、続いて優雅な配色例。

14.優雅な

同じく小学校の社会で「グラフが多数」あるページを素材に、「ダイナミックな」配色を施しました。

15.ダイナミックな

次は、「楽しい」です。

16.楽しい

つづいて、「若々しい」

17.若々しい

そして、高校の理科で「科学周期表」素材に、「プリティな」配色を試しました。

18.プリティな

次は、「シャープな」

19.シャープな

つづいて、「純真な」

20.純真な

「カラーUD配色イメージ・スケール」は、まだ完成してはいません。皆様も含め、様々なステークホルダーとともに、改良・改善していこうと考えています。この研究・調査の結果は小冊子ですが、こちらにまとめて、浜松の会場で配り、啓蒙・啓発活動をしています。

最後に、私たち「メディアのUD」では、今回の研究調査を通じて、多くの作り手が、「自由な創造活動」を行うことと同等に、「使い手に配慮すること」の大切さに気付くことができました。これからも、色弱者だけでなく、「高齢者」や「子ども」など、多様な使い手に配慮したデザインを実現するために、「作り手」の立場からアプローチをしてゆきたいと思っています。

本日は、ご清聴ありがとうございます。


食のUD-PJ

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