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メディアのUD-PJ 亀田副主査(2/4)

2011.03.20掲載

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私たちは、まず現状調査のため「色とメディア」に関するいくつかの施設を見学しました。次に、当事者である色弱者に直接インタビューをしました。4タイプの方々に、直接、お話を聞くことにより、理解を深めました。次は、メンバーが、生活するなかで見つけた「色使いによって生まれる危険」、「カラーハザードの事例」を集めました。そして、集めた事例について、色弱者の色の見え方をシミュレーションして理解し、どのような危険があるかを分析、解決方法を検討しました。

これは、ある交通機関で使われていた「危険」を知らせる表示です。黒い背景の中に、暗い赤で「危険」の「危」が丸で囲まれています。この色使いは、色弱者にどのように見えるでしょうか。シミュレーションソフトで変換してみました。目立っていたはずの赤が背景の中に消えてしまいます。これでは、危険であることに気づけない人が出てしまいます。では、どのようにしたらよいでしょう。文字と背景の間に白い縁取りをつけました。さらに、赤色を少しオレンジがかった色に変えてみました。これは、色弱者に、どう見えるでしょうか。これなら、背景にとけ込まず、かなり見分けやすくなったのではないでしょうか。

3.事例1

次に、東京の地下鉄で見つけた事例です。「消火器」を表す赤い文字が「色弱者には見えにくいのではないか」と思い撮影しました。ところが、この「色づかい」の場合、色弱者だけでなく、「誰にとっても見分けにくいモノ」となっていることに気づきました。私たちは、このようにして収集した事例を分類し、「案内図」「報告書」「標識」などに分け、どの程度の危険レベルか、などの分析を行いました。

4.事例2

食のUD-PJ

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