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「第1回定例セミナー」開催速報

2013.01.19掲載

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外観
株式会社リコー(大森事業所)本館ホール

平成25年1月9日、株式会社リコー(大森事業所)本館ホールにて、110名の参加を得て、「第1回定例セミナー」が開催されました。セミナーの様子を速報します。

このセミナーは会員各位からの要望にお応えし、主に各省庁や自治体関係者を講師にお迎えして、UDに関する政策や課題などについてお話いただくもので、第1回目は満席となり、国や自治体の動きや協働についての関心の高さが伺えました。

情報保障としては、手話通訳、その場で入力する字幕提供を行いました。



会場の様子
会場の様子


開会の辞:IAUD評議員会議長 岡本一雄

岡本一雄 IAUD評議員会議長
岡本一雄 IAUD評議員会議長

冒頭、昨年10月の「第4回国際ユニヴァーサルデザイン会議2012in福岡」が成功裏に終了したことなどを報告、UDがさらに重要になること、IAUDが公益法人を目指しており、そのために国や自治体との連携を強める必要があり、日頃のUDに関する活動成果を具体的に提言及び貢献していかなければならないことなどをお話ししました。
また、お二人の講師紹介を通して、本セミナーが国や自治体とのパートナーシップを一層強化する契機になることを期待していると述べました。





講演1:「人にやさしいまちづくり」渋谷和久様

渋谷和久様
熱く語る渋谷様

内閣府大臣官房審議官(経済社会システム、民間資金等活用事業(PFI)担当)

(前 国土交通省 総合政策局 総務課長 (併)復興庁統括官付)

「人にやさしいまちづくり」という題で、政府の様々な取り組みや様々な事例をこのセミナーのために用意した資料で大変分かりやすくご紹介いただきました。 UDに関わる様々なデータをご説明、「歩いて暮らせるまちづくり」を中心に、これまでの国と自治体の動きや企業の取り組み事例などを数多くご提示いただきました。特に「コンパクトなまちづくり」というキーワードが重要で、防災面だけでなく、結果としてユニバーサルデザインを進めることにつながるということを、富山市の事例で分かりやすく説明されました。

質疑応答では、5名の参加者から質問と提案があり、活発な意見交換ができました。





講演2:「クール・ジャパン産業を海外へ」外山雅暁様 

外山雅暁様
代理で講演した外山様

経済産業省 商務情報政策局 クリエイティブ産業課長補佐 デザイン政策室室長補佐

当初予定していた岸本道弘様が急なご公務で来場できなくなり、同部署の外山様より「クール・ジャパン」と「デザイン政策」の二部構成でお話しいただきました。


【クール・ジャパン】

最近知名度が上がってきた【クール・ジャパン】とは、アニメと漫画だけではなく、ファッション、食文化、音楽など幅広い分野で日本文化、ライフスタイルについて魅力あるものを海外に出していくことを主眼にした、政府の重点施策であること、そのためのリスクマネー供給ファンドを立ち上げることなどを説明されました。
また実際の動きとして、海外展開を目指す企業のマッチングの取組みは幾つか事例が出てきたこと、シンガポール、インド、インドネシアと協力文書に合意、署名していることなどを予算も交えてお話いただきました。


【デザイン政策】

日本のデザインをとりまく現状、クリエイティブ産業課の成り立ち、グッドデザイン事業の歴史と海外(タイ、インド、シンガポール)への具体的展開、キッズデザインの推進と開発事例、インフォグラフィックスの啓発活動など、多岐に渡るお話をいただきました。

質疑応答は、4名の参加者から質問や提案があり、こちらも活発な意見交換になりました。




閉会の辞:IAUD副理事長及び情報交流センター所長 西村澄夫

西村澄夫 IAUD副理事長、情報交流センター所長
西村澄夫 IAUD副理事長、
情報交流センター所長

ご講演いただいた両講師、ご来場者、運営スタッフへの謝辞を述べた後、今後IAUDの中期計画での成果をもとに国、自治体へ具体的な提案と協働を行うことが重要であり、そのためにも定期的にセミナーを開催、情報交流センターとしてNewsletterやWebで情報発信をしてゆきたいと締めくくりました。


開催レポート:IAUD Newsletter vol.5 第17号PDF



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