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余暇のUDプロジェクト 山田淳司主査(1/2)

2012.04.10掲載

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研究目標とこれまでの取り組み

山田淳司主査

余暇のUDプロジェクトは「うれしい、楽しい、面白い」をキーワードに余暇が充実する社会づくりを目指して活動をしています。私たちのプロジェクトには、車いすユーザーや聴覚に障がいのあるメンバーなども参加しており、メンバーの特徴を活かしたテーマに取り組んでいます。



これまでの取組み

私たちの取り組んでいる研究テーマは二つ。ひとつは「テレビCMにも字幕を」もうひとつは「交流会のUD」です。



テレビCMにも字幕を


みなさんは、テレビ放送の「字幕放送」というサービスを知っていますか。新聞などのテレビ欄に「字」と記載されている番組では、リモコンの字幕ボタンを押すと字幕を表示して見ることができます。しかし、番組中には字幕がついているのですがテレビCMには字幕がついていません。つまり、聴覚に障がいのある方は、CMから十分な情報を得られていない。面白いCMを楽しめていないのです。
そこで私たちは、テレビCMでの字幕放送の実現を目標に2006年から情報収集、アンケート調査やCM字幕のサンプル制作などの活動をおこなってきました。そして2010年3月、パナソニック株式会社様によって日本ではじめてCM字幕の実験放送が行われました。
これを皮切りに、CM字幕の実現へ向けぞくぞくと、実験放送が行なわれています。現在も、花王株式会社様がIBS系列でCM字幕トライアル放送を行っております。


CM字幕 生活者への啓発活動

そうした中、昨年度、私たちは、CM字幕の問題を大人だけでなく、子供にも広く知ってもらいたいと考え、子どもにも読める絵本風の啓発冊子を作成しました。作成した本は、聴覚特別支援学校への配布をしたり、更にはデジタルブックとしてIAUDのHPでの公開を行いました。


CM字幕 啓発冊子 キッズデザイン賞を受賞

今年度、この取り組みが親子でUDの意味を考えるきっかけになると評価され「第5回キッズデザイン賞」のキッズ・コンシューマーサポート部門を受賞することとなりました。私たちは今後も、多くのテレビCMに字幕が付くようにこうした活動を続けていきたいと思います。


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