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2016.07.06掲載
これまでは「メディアにおけるUDの課題を関係機関に発信し、情報保障への社会的配慮を促す」ことを目標に、色、文字・書体、サインをテーマにした活動をしてきました。
これまでの活動から、2020年の東京オリンピック・パラリンピックやその後まで残るユニヴァーサルなデザインとは、多様性を認め合い、企業間が連携し、蓄積に耐えうるデザインである、という気づきを得ました。
そこで、2015年度からは、より多くの人に誤認・誤解なく正しく情報を提供できるよう、社会へ提言・発信を目指すこととし、どうすれば正しく情報を提供できる社会が実現できるか、「伝わる」を追及するために、2015年度は勉強会やフィールドワークを行いました。
2015年10月に、先進的にカラーUDに取り組む企業の事例研究のため、日立オムロンターミナルソリューションズ、アロン化成、伊藤光学工業の3社を見学しました。
視察の気づきでは、国の違い、ユーザーの身体的特徴の違い、ユーザーの置かれている環境の違い、などによって異なるニーズを把握するため、3社ともユーザーを観察し、声を聴き、ニーズを徹底的に調査したモノづくりを実施していることがわかりました。
2015年9月に、移動空間プロジェクトと共同で、アリゾナ州立大学の学生の行動観察とワークショップを実施しました。
学生にはカラーUDの視点で色弱模擬フィルター「バリアントール」を使用してもらい、有楽町から六本木まで移動した様子を観察しました。
フィールドワークから、「SOSが通じない」「英語の表記は少なく、あっても文字サイズが小さい」など、たくさんの気づきを得ました。また、UDを学んでいる学生も、カラーUDという観点に新鮮な気づきを持っていたという事実も、新鮮な気付きでした。
外国人や色弱者の目線と同様の気づきを日常の中で得るのは難しいこともわかりました。
勉強会やフィールドワークでの実践での気づきに対して、これまでの蓄積したノウハウが活かせないか、「伝わる」の追及の意味で検討しました。
そして、誰でも簡単に情報のUDに取り組めるように、世の中に提供されているカラーUD配慮ポイントと配慮方法の整理と企画を実施しました。
2016年度はツールとマニュアルの制作を検討し、カラーUDの標準化を推進します。 そして、2017年度以降は普及啓蒙のために使い方ワークショップを開催し、2020年のオリンピック・パラリンピックで実証して世界に発信していきます。
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