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衣のUDプロジェクト 2015年度成果報告

2016.07.06掲載

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佃 由紀子 主査

これまでの活動

佃 由紀子 主査

「その機能は美しいか」をテーマに、「命を守る、暮らしの質を上げるための衣服」をサブテーマに活動しています。

2008年には、産学協同のUDファッション研究を開始し、企業の訪問、勉強会などを行いました。

2009年にはUDジャケットの研究を行い、2010年の国際会議で発表しました。

2011年の東日本大震災をきっかけに、2012年には災害時に役立つUDジャケットを開発しました。

2012年の国際会議では、衣のUDパンフレット「衣着る-IKIRU」Part1として、「衣服の可能性」に関する概要ガイドを発表しました。



図:これまでの取り組み1

2013年には、「衣着る-IKIRU」の英語表記を加えた2か国語版を制作しました。

2014年の国際会議では、ワークショップ「日常の衣服のUDを考える Part1」をテーマに、災害時に必要ない服の要素の抽出を話し合いました。

また、ロボットウェア「心地よく、美しく」をテーマに、ワークショップ「日常の衣服のUDを考える Part2」を実施しました。


図:これまでの取り組み2


2015年度の活動

(1)「衣着る-IKIRU」Part2 制作検討

衣のUDパンフレット「衣着る-IKIRU」3部作プロジェクトの2冊目として、「こころとからだ」の制作検討会議を実施しました。

衣がもたらすこころとからだへの影響・効果についてまとめるもので、2016年の国際会議にて配布する予定です。

また、Part3「社会とコミュニケーション」は、衣服の関係を考えるガイドとして、2020年の国際会議で発行予定です。



(2) 東北セミナー実施

2015年10月には東北セミナー「命を守る 暮らしの質を上げるために衣服にできること」Part1を東北福祉大学(宮城県仙台市)で行い、大学関係者や住民の方々とワークショップを実施ました。

東北福祉大学の教授や学生、女川町の被災者の方、UF商品研究会や企業の方が参加し、津波被害や死亡原因、また衣服に求められることなどについて議論しました。

そして、産学民による共創により、災害時に必要な「衣」の要素抽出と商品開発を図りました。



(3) 東京セミナー実施

東北セミナーで得られた知見を商品化に向けて発展させるため、2016年2月には東京セミナー「命を守る 暮らしの質を上げるために衣服にできること」Part2を実施しました。

東北福祉大学の先生や信州大学の先生、防災関係企業の関係者が参加し、商品化に向けて連携先を広げることができました。




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