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労働環境プロジェクト

2014.04.10掲載

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伊藤 ひとみ 氏

活動目標とテーマ

伊藤 ひとみ 氏

私たちは、様々な特性を持つ全ての人が気持ちよく働ける未来の労働環境を目指しており、2011年よりテレワークなど「多様な働き方の研究」をしてきました。
まずは「テレワークとUD」というテーマに取り組みました。テレワークには通勤時間の短縮、子育て・介護との両立、雇用の継続などいくつかのメリットがあります。
しかし、逆に職場メンバーとのコミュニケーション、仕事をする上で適用されるルール、仕事環境、ツールなどテレワークを阻害する課題もあって、現実にはなかなか普及していないことがわかりました。
そこで、私たちは1つ1つの課題を解決していくマイナスを0にする活動ではなく、よりプラスの新しい可能性の発見が大切であると分かりました。



働き方に関するワークショップ開催



2013年5月に、「もし働き方を選べるとしたら」というワークショップを開催し、約50名の方に参加いただきました。
まずは先進的な働き方をしている4名のゲストからお話しを伺いました。
次に、「新しい働き方を創り上げる上でのブレークスルーポイントは?」という観点で、フィッシュボウルダイアログという形で、4名の講演者と参加者が議論とトークを交えました。
さらに、これまでのゲストトークやフィッシュボウルダイアログでの気づきを得て、今までの自分のスタイルとこれからの自分の可能性を参加者全員で考え、新しいワークスタイルについての案を出しました。
そして、この約50のスタイルを7つにスタイルに分類し、各グループで議論を行ない、参加者全員で共有しました。
最後に、それらグループの中で話し合われた内容は7つのワークスタイルとしてまとめられました。
状況によってワークスタイルは変わり、企業の中で新たな自分の可能性を活かしていきたい、複数のプロフェッショナル軸を持ち、複数の企業・組織と連携し相乗効果を求めていきたい等、前向きな意見交換がなされました。



ユニヴァーサルな先進的なワークスタイルを実現している関連団体との情報交流会


ワークショップで議論された新たな7つのワークスタイル

1. MO-HOUSE

ストレスフリーな授乳服の企画・製造・販売会社。授乳服を活かした子連れ出勤スタイルを実践しており、出産後もモチベーション高く働きたいキャリアーウーマンの方々が、元気に働いている様子をうかがうことができました。


2. ツクルバ CO-BA渋谷 シェアードワークプレイス

シェアードワークプレイスを多数展開しています。シェアオフィスを見学させていただき、新たなプロジェクトを生み出すため「場」だけにとどまらず、機会とアイデアを共有してソーシャル・キャピタルを構築するシェアードスタイルを実践しています。


3. 東京大学高齢社会総合研究機構(IOG)

課題の特定化して研究プロジェクトを立ち上げ、社会での実践を柏市で実践し、新たな雇用創出の仕組みを構築しており、シニアワークの可能性を拡げる活動をしています。



新活動テーマ


ワークスタイルストーリーマップと新たなワークスタイルを発信

今後はライフステージで変化し続けるワークスタイルにおいて、すべての人の多様性を活かし、自分のスタイルで新たな可能性を生み出すワークスタイルを発信したいと思っています。
そこで、ワークショップに参加された方からのアイデアを元に、メンバーでワークライフのストリートマップを作成しました。
ライフステージを横軸に、ライフとワークの垣根を越え自分らしく生き生きと働くワーカーにスポットを当て、新たな可能性を探っていきたいと思います。
そして、新たな可能性を生むワークスタイル事例集をまとめメディア化し、WEBやブックレットなどで発信していきます。



移動空間PJ

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余暇のUDPJ

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