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2011.03.20掲載
1つは、残り時間の表示をするもの。
もう1つは、開錠音を振動にして、触ってわかるようにするもの。
次のスライドは、周波数が高い音、低い音を混ぜるというもの。これも学生さんに教わったことですが、一口に難聴と言っても、高い音が聞き取りにくい人、低い音が聞き取りにくい人もいる、だから苦手でない方の音は聞こえるのでは、というものです。あるいは、アニメでわかりやすく表示するなど。
5番目の例は、リーダーではなく、フラットのパネルのところが光るというものです。
これらのアイディアをワークショップで実際に検証してみました。
認証前、人間はカードリーダーを見ています。ところが認証が終わった瞬間、視線はドアノブのほうに移ります。つまり、エラーが起きた際にカードリーダーに表示されても、そこはもう見てないことになります。
こういう検証の結果をいかして、解決案の具体化をしました。
まず、情報の提示方法は複数用意します。例えば、光、音、振動を併用します。音を出す場合も、複数の音程を用意します。また、情報の提示場所は、ドアの付近、もしくはリーダーとドアを近くに配置するようにします。
そうすると、視線の動きが少なく、気づきやすくなります。また手の動作も楽になります。
最後にまとめです。
今回オフィスの個人認証システムのUDの課題を分析しました。また、インターネット調査や筑波技術大学との共同研究によって解決案の具体化と検証を行いました。
今後の展開としては、オフィスセキュリティを設計する人、発注する人に指針となるようなものを作りたいです。
また、今回は聴覚についての調査でしたが、聴覚以外に範囲を広げて、オフィスのユニヴァーサルデザインを考えていきたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。