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IAUD国際ユニヴァーサルデザイン研究講座 第2期シラバス
2024.10.31
2004.12.20掲載
評議員会議長 戸田 一雄
冒頭、ブラジルでのUD国際会議の開催に際し、講演の機会を与えられたことの御礼を述べた上で、会議の盛会を祈念した。
写真1:日本文化の中のUDを紹介
ユニヴァーサルデザインは、元々、日本文化の中に根ざしていたことを扇子や風呂敷・日本間などを例に挙げて紹介。IAUDは2002年に横浜で開催された「国際UD会議2002」を受け、その理念の継承と実践を目指して創設された経緯を紹介した。発足式では、親王殿下ご臨席の中、政府を代表し、中川昭一経済産業大臣から「小泉内閣を挙げてIAUDをバックアップする」との表明があったことを伝えた。
IAUDは現在7つの委員会で活動をしており、その中の幾つかの事例をビジュアルを用いて紹介、活動の基本に「生活者との対話」を掲げている事を強調した。また、現在135社もの参加を得、いずれもグローバル企業で世界をリードする役割を担っており、社会を変える大きなパワーであることをアピール。日本の国会では、UD推進の決議も成され、各自治体においてもUDを行政の基本に置いていることを報告し、日本全体がUDの流れの中にあることを紹介した。
企業の開発事例として、GマークUD賞を得たトヨタの「RAUM」とGマーク金賞の松下電器「ななめドラム洗濯乾燥機」を紹介。
最後に2006年、IAUD主催の国際UD会議を京都で開催することを表明し、会場からは感嘆のどよめきが起きて、基調講演を終えた。
(文責・細山)