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2023年度第1回IAUD定例セミナー開催速報

2023.07.11掲載

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オンラインで開催された「2023年度第1回IAUD定例セミナー」の様子



一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)は、幅広い分野での専門家を招致してUDに関するテーマで講演いただく「2023年度第1回定例セミナー」を、7月6日(木)15時から17時までオンラインで開催しました。

IAUDデザイン賞マーク

今回のテーマは、持続的な共生社会の実現に向けたUD活動を国際的に表彰する「IAUD国際デザイン賞2023」募集に合わせた「IAUD国際デザイン賞応募と受賞の経緯」とし、過去のIAUD国際デザイン賞受賞者からUDへの取り組みや受賞後のメリットなどの講演が行われたほか、審査委員からは応募へのアドヴァイスなどのお話がありました。



UD対象とした世界唯一の国際的デザイン賞


川原専務理事

「IAUD国際デザイン賞」はUDを対象とした世界唯一の国際的デザイン賞で、2011年に創設して以来、今回で13回目を迎えます。これまでに国内外の優れた活動や製品が受賞しており、回を重ねるごとに多様な分野からの応募が増えております。

コロナ禍後初の開催となった今回のセミナーには、IAUD会員やIAUD国際デザイン賞へ応募を検討している方など、約40人が参加しました。


古瀬理事長

当日の司会進行は川原啓嗣専務理事/IAUD国際デザイン賞2023審査委員(名古屋学芸大学名誉教授)が務め、情報保障として日本語字幕を同時配信しました。

はじめに、古瀬敏理事長(静岡文化芸術大学名誉教授)より開会の挨拶がありました。



過去のIAUD国際デザイン賞受賞3社が講演

つづいて、過去にIAUD国際デザイン賞大賞や金賞を受賞した日本を代表する3つの企業から、それぞれリモートで講演がありました。
講師の皆様には、受賞した取り組みの紹介や応募に至る経緯、さらには応募する際に苦労した点や受賞後のメリットなど、具体的にわかりやすくお話ししていただきました。


① 富士通株式会社(2016年、2018年、2019年大賞受賞)

「富士通のデザインシステム Fujitsu GUI Next Plus ~受賞の経緯とその後の展開」
富士通株式会社 フォンティン徳康氏、中村夏子氏

中村夏子氏がオンラインでプレゼンテーション


③ ヤマハ株式会社(2019年大賞受賞、2016年、2022年金賞受賞)

「ユニバーサル〝ビューティー”デザインの実現を目指して」
資生堂クリエイティブ株式会社 塩田笑子氏

塩田笑子氏がオンラインでプレゼンテーション


③ ヤマハ株式会社(2019年大賞受賞、2016年、2022年金賞受賞)

「SoundUDが拓く"音のユニヴァーサルデザイン"〜応募と受賞の経緯〜」
ヤマハ株式会社 瀬戸優樹氏

瀬戸優樹氏がオンラインでプレゼンテーション


受賞者と審査委員によるパネルディスカッション


益田審査副委員長

その後、IAUD国際デザイン賞2023審査委員会より、益田文和審査副委員長(株式会社オープンハウス代表取締役)と川原審査委員を迎え、受賞者とのパネルディスカッションが行われました。

益田審査副委員長からは、応募するにあたって留意すべき点や受賞への秘訣などのお話しがありました。
また、受賞者からもIAUD国際デザイン賞へ応募する意義や応募する際のアドヴァイスなどを紹介していただきました。

最後に、IAUD国際デザイン賞応募における要点や審査観点、本質的目標と審査基準の説明がありました。



次回は9月開催!IAUD会員は参加無料

今回の定例セミナーでは、幅広い分野のUDについて理解を深め、UDへ取り組むことへの意義を再確認できた、素晴らしい機会となりました。
終了後、参加者からも「学びの多い充実したセミナーだった」「IAUD国際デザイン賞受賞が社会的認知につながることがわかり、ぜひ応募したい」「応募へ向け大変参考になった」「皆さんがUDに真摯に取り組んでおり、励みになった」など、高い評価をいただきました。

今後もIAUDは定例セミナーを開催します。次回は2023年9月に開催予定です。詳細は追ってIAUD公式サイトに掲載します。 IAUD会員の方は参加無料です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。



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