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国際UD会議の記者発表会が行われました

2006.07.14掲載

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京都国際会議開催に向けての記者発表会が、7月11日、丸ビル(東京都千代田区)のカンファレンススクエアRoom4にて、開催されました。一般紙、業界紙、各種報道機関から約60名の方にお集まりいただきました。


【写真1】丸ビル・カンファレンススクエア8階での受付風景

【写真2】記者発表会 会場の様子

発表会は20名以上の実行委員とIAUD理事列席で開催されました。はじめに、組織委員会 山本卓眞会長(IAUD会長)から、総裁はご体調が優れずご欠席の旨の報告と、開会の挨拶がありました。
次に組織委員会 戸田一雄副会長(IAUD評議員会議長)から、開催主旨の説明がありました。開催主旨の要旨は以下の通りです。


2006年10月、京都において開催する会議は、4年前の2002年11月に横浜で開催した会議の理念を継承して、この4年間の研究や活動の成果を披露する場と位置づけている。
UDはできる限り多くの人々に利用可能なようにあらかじめ意図してデザインをすることであるが、2002年の会議の最後を飾った「宣言」では、一歩踏み込んで一人一人の人間性を尊重した社会づくりを目指すことに言及した。
昨年、日本は65歳以上のいわゆる高齢者の割合が全人口の20%を超え、50歳以上は40%を超えている。産・官・学が協力してUDに取り組み、皆がいきいきと暮らせる社会づくりを進めており、今や、日本こそが世界一UDが進んだ国と言う人もいる。4年ぶりの開催となる今回の会議は「日本のUDを世界の方々に見ていただく」絶好の機会であろう。各方面の幅広いご参加を期待する。


【写真3】山本会長からのご挨拶

【写真4】開催主旨を説明する戸田副会長

次に、実行委員会 川口光男委員長(IAUD理事長)から、開催内容の説明がありました。開催テーマの「さりげなく、大胆に―使い手と作り手の対話、実践そして実現」の紹介から始まり、開催規模、体制、プログラム概要と説明が進みました。


公開シンポジウムの内容として、総裁からの記念講演、難民を助ける会 相馬雪香会長からの基調講演をはじめ、パネル・ディスカッションが行われます。
パネラーは、ヘレンハムリン研究所のロジャー・コールマン氏、アダプティブ・エンヴバイロメンツのヴァレリー・フレッチャー氏、IFA世界高齢者団体連盟のジェーン・バラット氏、デザイン・フォー・オール財団のフランチェスク・アラガイ氏、OXO(オクソー)社のアレックス・リー氏、そしてコーディネーターが川口委員長です。
また、本会議の基調講演の登壇予定者の写真なども紹介され、約300通の論文が集まっていること、論文発表などと並行して行われる48時間デザインマラソンなど、プログラム概要も紹介されました。


【写真5】公開シンポジウムのパネラーを紹介

【写真6】記者約60名。実行委員・理事20名が列席

質疑では、最終日の宣言の内容、京都開催の理由などの質問がありました。また、「UDが「高齢者や障害者向け」と受け取られがちで、まだ抵抗感があるのでは?」という質問には、戸田副会長が自ら「UDはバリアフリーとほぼ同義語としてスタートしたという経緯があるが、今は『誰が使ってもよろしい・誰にとっても楽しい』という意味に広がってきている」と答える場面もありました。


【写真7】閉会のご挨拶をする岡本副会長

最後に、岡本副会長から閉会の挨拶があり、45分の記者発表会は予定通り終了しました。

開催主旨・開催内容の詳細は、UD2006のサイトをご覧ください。

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