バナー:国際ユニヴァーサル研究講座 受講生募集中

メニュー

IAUD国際デザイン賞2020プレゼンテーション/表彰式 開催報告

2021.01.05掲載

LINEで送る


オンラインで開催した「IAUD国際デザイン賞2020プレゼンテーション/表彰式」大賞表彰状授与の様子



一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)は、2020年12月18日(金)に「IAUD国際デザイン賞2020」の表彰式及びプレゼンテーションを開催し、成功裏に終了しましたので、下記のとおりご報告いたします。


開催概要

  • 日時:2020年12月18日(金)17時~19時
  • 会場:Zoomによるオンライン開催
  • 参加人数:世界13か国(イギリス、スウェーデン、イスラエル、アルゼンチンなど)から受賞者やIAUD会員、報道関係者など約170人
  • プログラム:
    • IAUD国際デザイン賞2020結果発表・表彰状授与
    • IAUD国際デザイン賞2020審査委員会による講評
    • 大賞・金賞受賞者によるプレゼンテーション
  • 情報保障:日本語と英語の同時通訳


開催報告


司会進行の川原専務理事

「IAUD国際デザイン賞」は、持続的な共生社会の実現に向けたUD活動の実践や提案を国際的に表彰するものです。回を重ねるごとに多様な分野での応募が増えており、これまでにUDへの理解の高まりを実証するような優れた活動や製品が受賞してきました。

表彰式も2017年度はドイツ・ミュンヘン、2018年度はタイ・バンコクと海外でも開催しており、毎回世界各国から多くの方にご参加いただいております。



古瀬理事長と大賞の表彰状

10回目となる今回は、新型コロナウイルス対策のため初めてオンラインで開催したところ、世界13か国から受賞者やIAUD会員、報道関係者など約170人が参加しました。

情報保障としては日英の同時通訳を設け、参加者は日本語と英語の音声を自由に選択できるようにしました。

当日は司会進行の川原啓嗣専務理事/協同事業検討委員長(名古屋学芸大学大学院教授)より、まずは受賞結果が発表されました。

今回は世界14か国(アメリカ、アルゼンチン、イギリス、イスラエル、オーストリア、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、中国、ドイツ、日本、フランス、ラトビア)67件のエントリーの中から、「IAUD国際デザイン賞2020審査委員会」により「第1次審査(書類審査)」と「第2次審査(本審査)」が厳正中立に行われた結果、「大賞」1件、「金賞」9件、「銀賞」19件、「銅賞」35件が選出されました。

各賞が発表されると、主催者を代表して古瀬敏理事長より表彰状が読み上げられました。受賞者からは、「名誉ある賞をいただき大変光栄」「受賞を機にこれからもUDを広く届けたい」「取り組みが国際的にも認められたことはスタッフやユーザーにとって励みになる」など、喜びのお言葉を頂戴しました。



世界13か国から参加した受賞者の方々から喜びのお言葉を頂戴した


※受賞結果と審査講評の詳細は下記リンクをご覧ください。
IAUD国際デザイン賞2020受賞結果 
IAUD国際デザイン賞2020審査講評 

コールマン審査委員長

その後、コールマン審査委員長(英国王立芸術大学院名誉教授)の講評がありました。コールマン審査委員長は、「今回のデザイン賞では、かつてUD専門家が熱心に普及しようとした基本的なアクセシビリティ機能をはるかに超えた、多くの革新的なアイデアやコラボレーションがUDにもたらされている。これは、ユーザーをデザインプロセスの中心に据え、既存の規範的な手法からコラボレーションと共感を主軸とした実践に変えることで実現できた」と述べました。


審査副委員長の益田氏

さらに、益田文和副審査委員長((株)オープンハウス代表取締役)は、
「今年度の受賞作品の多様性に目を見張るとともに、デザイン賞のアイデンティティを明確にして、応募内容や審査内容の明確化を行い、時代の流れに柔軟に対応してゆく必要がある」と述べました。

続いて、ヴァレリー・フレッチャー審査委員(米国人間中心デザイン研究所所長)、フランセスク・アラガイ審査委員(デザインフォーオール財団代表)、荒井利春審査委員(金沢美術工芸大学名誉教授)、オンニ・エイクハウグ審査委員(EIDDデザインフォーオール・ヨーロッパ会長)、ラーマ・ギーラオ審査委員(英国王立芸術大学院ヘレンハムリンセンター所長)からもコメントが述べられました。



コメントを述べたフレッチャー審査委員、アラガイ審査委員、荒井審査委員、エイクハウグ審査委員、ギーラオ審査委員

最後に、「IAUD国際デザイン賞2020プレゼンテーション」が行われ、大賞1件と金賞9件の受賞者が世界各地からリモートで受賞した取り組みを紹介しました。※1

受賞者の皆様には非常にわかりやすく、素晴らしいプレゼンテーションをしていただき、UDについて更に多くの方と興味を深め共有することができました。



世界各地から受賞した取り組みをプレゼンテーションする受賞者の方々



世界13か国から約170人が参加した

今回は初めてオンラインでの開催でしたが、地方や海外から多くの方にご参加いただきました。参加者からも、「スムースでダイナミックだった」「とてもよくコーディネートされていた」「同時通訳の操作も簡単で使いやすかった」と大変良い評価をいただきました。

IAUDは来年も「IAUD国際デザイン賞2021」を実施いたします。ぜひ、多くの皆様に奮ってご応募いただきたくお願いいたします。



関連記事

ページトップへ戻る