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「第13回出版ユニバーサルデザイン研究会」報告

2006.09.28掲載

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広報G出版企画チーム 渡辺慶子

9月11日、「合成音声を利用した読書の可能性」をテーマに「第13回出版ユニバーサルデザイン研究会」が東京しごとセンター(東京・飯田橋)で開催された。今回の研究会では、合成音声を利用した読書の世界について、多くのデモンストレーションをまじえながら紹介された。
出版のUDは、単に視覚障害者のための読書法というだけではなく、肢体不自由者や学習障害者、高齢者から一般まで、幅広いユーザーを想定している。
デモンストレーションでは、IAUD会報の音声対応PDFが紹介され、大きな関心が寄せられていた。
出版UDの今後の課題は、著作権法やアクセス権。情報障害のない社会環境実現のために、改善が望まれている。


【写真1】会場の様子

【写真2】ゲストスピーカー・松井 進氏(バリアフリー資料リソースセンター副理事長)


デモンストレーション概要

  • アクセシブルPDFの音声読み上げ(小川印刷)
  • ドットブック形式のアクセシビリティー(ボイジャー)
  • 音声データ配信サービス(ラビット)
  • プレクストークや音声読書機器(アメディア)
  • 音声合成機能ソフトウエア(日立製作所)
  • 2次元バーコード、読み上げ機器「スピーチオ」(バリアフリー松戸)

【写真3】IAUD会報の音声対応PDFに関する取り組みが紹介され、アクセシブルPDFとして注目を集めた。


次回開催要項

出版のユニバーサルデザインフォーラム2006
~だれでも読める・楽しめる本づくりをめざして~

10月21日土曜日13時から19時(受付開始12時~)
会場:東京しごとセンター地下講堂(定員300人)
http://www.d-kobo.jp/ud-pub.htm
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