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【トライアル版】「IAUD 字幕CMアドバイザリーサービス」 が、テレビCMに起用されました!
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2004.12.20掲載
松下電器産業 パナソニックデザイン社 植松豊行
写真:発表する植松さん
はじめに、UDは松下電器のDNAであることを、1942年の社主達示の「親切味」という言葉から説明。この考えを全社の「UD方針」に掲げ、さらに6つの心配りを定め、「UDは商品の基本品質」との位置付けで、全社を挙げて推進中であることを報告しました。
その活動から生まれた具体的な商品例として挙げたのが、LEDネックライト。30gの軽量、両手が使えるハンズフリー、LED部を回転させるだけで電源の入切ができることなどを説明。補聴器用、空気電池のパッケージは、ケースと一体になった取っ手で、挿入とラベルはがしが簡便になり、多くのパッケージ賞をいただきました。松下電工のLED階段照明は人センサーとの組み合わせで安全性と共に、省エネも達成。他に、指一本で操作可能なデジタルオーディオ機器や、斜めドラムの洗濯乾燥機を紹介しました。
論文で発表した、米国向けコードレス電話器は、ハンドセットに操作性の良いボリュームを付け、小さな声も拡声。高音部がカットされる音声信号を独自のヴォイスエンハンス回路で復元させるなど、聞き取りやすい配慮を加えました。表示も、文字のコントラスト・フォントなどに見やすさへの配慮がなされています。これらの取組みで、2005年米国コンスーマーエレクトロニクスショーのアクセシブルアウォードの受賞が決まりました。松下電器のUD活動は始まったばかりですが、これを継続させる事が大切であると考えています。
(文責 細山)