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21世紀のためのデザインIII、UDに関する国際会議報告 群馬製作所でのUD化への取組み(富士重工)

2004.12.20掲載

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発表:群馬製作所でのUD化への取組み

富士重工業 人事課 矢野禎英



写真:発表する矢野さん


<講演サマリ>

当社の工場(職場)におけるユニヴァーサルデザイン化について発表しました。

障害者雇用を一つの切り口とし、「そもそもなぜ障害者を雇用するための特別な法律が存在するのか」「重い仕事をするのに障害となるのは障害者だけか」「一般的に体力の劣る女性や高齢者は?」「逆にどのような工場(職場)ならば、法律に頼ることなく障害者もそうでない人も共に特別扱いされることなく共存し、共に活き活きと高めあうことができる職場と言えるのか」といった素朴な疑問から、当社では工場全体での取組として、ユニヴァーサルプロジェクトがスタートしました。

多くの社員の取組み・挑戦を中心とし、その結果として芽吹きつつある良い出来事を、携わる多くの情熱が伝わるよう願いながら紹介しました。


<Q&A>

Q)障害者雇用に対する取組みで、一企業の例としてですが、日本全体ではどうですか。

A)雇用率はどの企業にも平等な社会的責任を促すもので、もちろん各社ともに努力しているようです。また、この雇用率の制度はアメリカやヨーロッパとも違う制度ですが、世界と比しても日本は雇用実績が高いとうかがっています。


Q)目指しているもの(Goal)は何ですか。

A)障害者雇用という問題を考えたときに必要となるのは、個々人への正しい理解と周囲との係わりです。雇用率を充たすだけではなく、前述のとおり、何が足りなくてどうあることが本来の姿(理想)なのかということを考えたときに、ユニヴァーサルデザインという言葉にたどり着きます。より本質的な取組みを行うことで、その取組みは恒久普遍的な活動となり、かえってその方が近道であることを示すと共に、従来より弊社で取り組んできている「人にやさしい工場づくり」を加速させます。


<感想>

今回の件は、私にとって突然降って沸いた思いがけない話としてスタートしました。元々、社内の取組みを社内発表会にて紹介したことを発端として、それを見た弊社デザイン部がIAUDへの申し込みを行ったことから始まります。そんなわけで、協議会のことを知らないままこのようなBig Project に飛び入り参加いたしました。

蒼々たるメンバーの方々とこのような場(ましてやブラジル)でご一緒できたのは、私にとって大変貴重な勉強となりました。また、協議会関係者の皆様のプロダクトを通して世の中を少しでも良くして行こうという並々ならぬ情熱には、大変感銘を受けました。

今回の最大のミッションは、協議会の取組みの本気度を世界にアピールすること、また2006年の国際会議京都開催のアピールをすることとうかがっていました。人事の立場から、日本の人・組織へのUD化とその取り組む姿勢を紹介する役目として、少しでもお役に立てたのであれば幸いです。

ありがとうございました。



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