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2004.12.15掲載
リオデジャネイロで開催された「21世紀のためのデザインIII、ユニヴァーサルデザインに関する国際会議」に参加し、13日に帰国しました。会議には400名ほどの参加があったとのことです。
9日の開会式では、IAUD総裁の親王殿下からのお祝いのメッセージを、戸田評議員会議長が紹介しました。
写真1:開会式
10日のIAUD特別セッションは、戸田議長のキーノートスピーチに始まり、6社(7名)が、UDの取組み事例を発表。2006年に京都で開催予定の国際会議の予告も行いました。
夜はコパカパーナ・パレスホテルでIAUD主催のレセプションを開催し、国内外のアドヴァイザーと交流しました。
10日のお昼には、学生UD賞の表彰式に続いて、第2回ロン・メイス賞の授賞式が行われ、IAUDも受賞しました。突然のことでしたが、後藤副理事長が出席しており、レスリー・ヤング氏から受取り、喜びを全身で表現されました。この賞は2000年に続き、2回目。UDに功績のあった人および団体へ授与されており、今回は20件が表彰されました。
11日のお昼のキーノート全体会議は、川原専務理事がスピーカーの一人として、日本のUDの現状を紹介されました。ロジャー・コールマン氏はお話の中で、今回の会議で最も印象に残ったことのひとつとして、IAUDセッションを紹介されました。
理由は、第1に若いメンバーが会社の取組みを代表して報告していたこと。次に、松下電器産業の副社長である戸田議長をはじめ、多くの日本企業がこぞってリオの地に赴き、熱心にパフォーマンスしたことに日本の本気さを感じた、というものでした。そして「とても刺激され、今後への期待とともに自らの取組みももっともっと加速しなくてはならないと思った」と結ばれました。
写真2:IAUDセッション | 写真3:IAUDブース |
また、IAUDブースは、9社が展示を行い、また他にも数名が発表を行うなど、全体を通して世界のUD関係者に存在感を示すことが できたと思います。
今回IAUD監修のツアーでは、リオに入る前に人間都市クリチバにも立ち寄り、都市交通公社訪問とチューブバス施設の見学も、大変有意義なものでした。ツアー参加者の中には、ペルーやUSAでの仕事のために現地で分かれた方もいましたが、多くのメンバーが無事、元気に日本に戻ってきたことをご報告いたします。
また、今回の国際会議への参加について、各方面でご尽力いただいた皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。特に松下電器産業と、現地ブラジル松下の皆様には大変お世話になりました。関係者に成り代わり、御礼申し上げます。
つたない速報ですが、報告はツアー参加メンバーに分担執筆を依頼しており、随時、サイトに掲載していきます。