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事業開発委員会プロジェクト全体会議開催報告

2004.11.02掲載

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11月2日、富士通本社セミナールーム(汐留)にて、事業開発委員会のプロジェクト全体会議が開催され、プロジェクトメンバー、担当理事他、総勢61名が参加しました。



写真1:全体会議風景

11月2日、富士通本社セミナールーム(汐留)にて、事業開発委員会のプロジェクト全体会議が開催され、プロジェクトメンバー、担当理事他、総勢61名が参加しました。


西村事業開発委員長の挨拶のあと、基調講演では、エルゴノミデザインジャパン株式会社のダーグ・クリングステット氏より、「人間工学に基づくデザインによる成功への道」と題したお話がありました。具体的には、ユーザーテストやエンジニアリングから生まれた使いやすいデザイン、さらに審美性の高いデザインについて、医療機器、工具、安全器具、育児用品、福祉用品などを例に、現物を用いながら紹介していただきました。


専任技術スタッフ事例紹介では、株式会社キッド・ステューディオの川原啓嗣氏より、さまざまな企業とのジョイントデザインによる具体的なプロジェクトの事例、開発担当者向けのツールとして構築しているUDマトリクスの紹介などがありました。


写真2:委員長挨拶
写真3:ダーグ・クリングステット氏による基調講演
写真4:川原啓嗣氏による事例紹介

後半は、住空間、移動空間、労働環境、余暇のUDという4つのプロジェクトの活動進捗をプロジェクト主査の方々からそれぞれ報告していただきました。各プロジェクトとも勉強会や企業の事例紹介、見学会などを積極的に実施して情報を共有し、UDへの見識を深め、さらにはサブWGに分かれてのテーマ絞込みの検討も進めており、着実にIAUDとしての会員活動が行われていることを実感しました。アウトプットの方向性についても少しずつ固まってきたようです。


最後に竜口担当理事より講評として、「他企業の取り組みを知ることで、自部門に反映させられる面も多く、是非、今後も積極的にIAUD活動に参加願いたい」とのお言葉をいただきました。


写真5:主査による報告
写真6:竜口理事講評

また、今回はルーム前方の3面スクリーンを、左から要約筆記画面、講演者のプレゼンテーション画面、講演者の上半身のTVカメラ映像画面に用い、聴講者の情報保障の実践事例として試行しました。情報保障委員会との連携により、こうしたUD視点の情報保障も自然に組み込んでいけるよう、レベルアップを図っていく計画です。



写真7:情報保障用 3面スクリーン表示

会議後は同じ建物内にある南欧キッチンレストランへ移動。「スコール!」(スウェーデン語の「乾杯」)というクリングステット氏による乾杯の音頭で始まった懇親会は、熱心な交流の中にも笑いがあふれ、楽しく有意義な時間となりました。


事業開発委員会では初の全体会議でしたが、参加者からは「基調講演が役立った」「他のプロジェクトの動きがわかって良かった」「異業種の方々とコミュニケーションが取れた」などの声も聞かれるなど全体的に満足度が高く、これからの活動にもはずみがつきそうなイヴェントになりました。

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