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2004.10.22掲載
「ユニヴァーサルデザインの市民活動と企業における実践事例」
9月10日 、東芝本社ビル会議室(浜松町)にて、2004年度第3回定例研究会を開催し、81名の参加を得ました。
![]() 写真1:第3回定例研究会のもよう |
![]() 写真2:司会の原副委員長 |
Accessible盛岡 代表 石川紀文 様
Accessible盛岡は、車いすバスケットボールチームの活動支援の中から生まれた市民活動団体で、「会則なし・年間計画なし・年会費なし・議員は会員になれない」というポリシーのもと、講演会、フォーラムの開催、現地調査、国内外の旅行(高齢者・障がい者が参加しやすいパッケージづくり)、さまざまな組織との交流などの活動を続けてきました。
UDは地域の中でより人間的な生活をしていく上で、すべての分野に広がるキーワードであり、「快適で、安全で、安心して、みなが一緒に暮らせる社会」、「自己選択ができて自己決定ができる」、「円滑に移動や利用ができる」社会を目指しているとのことです。
来年はNPO(岩手ユニバーサルデザインセンター)を立ち上げ、「市民意識の向上」、「人材育成」、「UDが地域に生かされているかの具体的な調査・点検」を目的に活動していく予定だそうです。
IAUD会員には、「企業の中だけではなく、地域の中のリーディングパーソンとなって、UDに関する知識・経験を地域社会に広めてほしい」との要望を述べられました。
日立製作所 ユーザエクスペリエンス リサーチセンター センター長 小金宏行 様
日立グループで中核となってUDを進めているデザイン本部は、下記の4つの取組みを行っています。
最終的にはこれをデータベースやガイドライン、商品の開発につなげていくことを目的としているそうです。
ガイドラインは、下記の3つの区分レベルから構成されています。
開発の担当者がこれらの情報を共有可能にすることを目的としており、こられの取組みで得られた情報は、社内のUDデータベースに蓄積し、イントラネットで検索可能にしているそうです。
商品開発事例として、家庭用掃除機、BSデジタルチューナー対応製品用リモコン、Webサイトのアクセシビリティ、エレベーターについて、UD配慮点を織り交ぜての解説がありました。
開発における評価を進める中で、
以上の点が大切であるとのことです。
![]() 写真4:日立製作所 小金宏行様 |
![]() 写真5:質疑の様子 |
それぞれの講演のあと、質疑も活発に行われ、充実した研究会となりました。