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国際ユニヴァーサルデザイン宣言2006


 私たちは、「さりげなく、大胆に −使い手と作り手の対話、実践そして実現−」をテーマに、ここ京都に集いました。


 2002年、横浜において、私たちは一人一人の人間性を尊重した社会環境づくりをユニヴァーサルデザインと呼び、使い手と作り手の関係を再構築して人間中心の仕組みづくりを急ぐことが重要だと認識しました。
1年後、その理念の普及と実現を目指して、国際ユニヴァーサルデザイン協議会が設立されました。そして、これまでの活動の報告と今後の方向性を考えるために、ここ京都で第2回目の会議を開催しました。


 ユニヴァーサルデザインの考え方の普及に伴い、多様な使い手のニーズの実現を目指して使い手と作り手が協力し合っていく必要性への認識が深まっています。利用者の積極的参画、初等中等教育へのUDの導入、UD製品の政府調達など、より具体的な分野への取り組みも深化しつつあります。
私たちは、そうした自分たちの営みが、世界が取り組もうとしている大きなチャレンジ、持続可能な社会づくりにどれほど貢献でき、長い時間の流れの中で後世にどう評価されるのかを考えさせられます。
その意味で、過去と現在が融合し、さらに新しい価値を創り続けている京都で、しかも京都議定書が議決された会議場でこの会議が開かれたことの意義を、私たちはもう一度見つめ直す必要があるのかもしれません。


 過去が私たちに教えてくれるように、私たちの今が未来を導くことを信じます。
これまでの歩みの中に、これから進む道しるべを見つけ出しましょう。


 私たちはさらに前進します。
世界に今なお存在するさまざまな差別、貧困、戦争、環境汚染、利己主義、無関心。
ユニヴァーサルデザインはこれらに対し、勇気を持って敢然と立ち向かっていきます。そして、みんなが平和に、快適に暮せる社会を目指します。
話し合いを続けましょう。
これは私たち自身の未来に対する責任であることを確認し、この会議の成果としてここに宣言いたします。


国際ユニヴァーサルデザイン宣言2006おわり

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