シンガナパリ・バララム　 Singanapalli Balaram

インド南部のコインバードルにあるDJデザインアカデミー学長、インドのCEPT大学名誉教授、前インド国立デザイン研究所教育部門長。作家、デザイン教育部門で47年の経験を持つデザイナーでもある。
インドでデザイン教育のパイオニアであるデザイン講師グループの一人。
バララム氏のデザインは評価が高く製品化されたものも多く、自らの名義の特許も4件取得している。

2001年には障害者のための研究・貢献が評価されたヘレン・ケラー賞受賞。
2004年にはインド人で唯一のロン・メイス賞受賞。
米国の権威ある機関紙「Design Issues」名誉顧問。
主な著作は「Thinking Design（第2版）」「Design quotes」「Q&A on Education」「Adalaj： Chapters in Universal Design Handbook」「Teaching Universal Design」「The Idea of Design」「Britannica encyclopedia」「Cotton and Design : Critical Primary Sources 。共著書に「Universal Design India Principles(UDIP)」。

受賞作品には、酵素供給器、省エネストーヴ、浄水器、自転車、松葉づえなど。
2003年、カシミールにインド政府の要請で「インド政府クラフト開発研究所」を設立 。
インドデザインカウンシルのきっかけとなった多数世界をテーマにした世界初の国際会議「UNIDO-ICSID meeting on Design for Development」主催。
バララム氏は「発展途上国」という言葉を、初めて「大多数の世界」という言葉に置き換え使用したことでも知られている。

フィリピンで開催された国際ワークショップ「高齢者のためのデザイン」調査専門家。
「第2回国際ユニヴァーサルデザイン会議2006 in 京都」「第3回国際ユニヴァーサルデザイン会議2010 in はままつ」招待講演者。

2015年、インド初のUDをテーマにした国際会議「Universal Design And Development（UDAD）2015」主催。「インド・UD協定」がまとめられ、国内外に配布された。
学長を務めるインドDJデザインアカデミーのUD教育推進への取り組みは、2015年に「NCPEDP-Mphasis Universal Design Awards」及び「IAUDアウォード2015 大賞」受賞。

Webサイト： http://www.djad.in