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パドミニ・トラット・バララム Padmini Tolat Balaram

2017.06.22掲載

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写真:パドミニ・トラット・バララム

ヴィスバ・パラティ大学教授:インド

Professor of Design, Visva-Bharati University: India

パドミニ・トラット・バララム博士は現在、インドのヴィスバ・パラティ大学教授。以前はインドのD. J. Academy of Designの教授、またナショナル・インスティテュート・オブ・デザイン(NID)、CEPT大学、ナショナル・インスティトゥート・オブ・ファッション・テクノロジー(NIFT)の客員教授でもあった。

16のデザイン科目で教鞭をとりながら、インドや中国、韓国、日本で様々な研究を行う。また、タイやブータン、ウズベキスタンなどのアジア諸国でも調査を行っている。

日本財団から名誉ある研究奨学金を2回授与されたほか、アジア奨学基金、英国のNehru Trust for the Indian Collection at the Victoria and Albert Museum(NTICVA)、ネブラス大学カリンカーン校で自然色素と表面デザインを教えるフルブライト奨学金、OLF OLF Travel Grantなどを授与されている。

パドミニ博士はインドやアジア諸国の工芸品を復活させるため文書にまとめたり、天然色素やレジスト技術を駆使した実験をした。また、現在の国内外の市場に合った新しいテキスタイルや工芸品のコレクションの作成や、世界各地で環境にやさしいテキスタイルアートや壁掛けなどの展覧会を開催している。

日本での最初の研究は、日本財団奨学金で取り組んだ「インディゴ(藍)と日本での使用:インドとの比較研究」。日本藍や琉球藍、インド藍、また絞り染めやかすり染、筒描き染め、紅型・型染、江戸小紋、辻が花など日本の様々なデザインや染技術を実験してまとめた。 日本にある天然染料を使って約1000回もの染を実施したり、インディゴを使用した芸術作品を制作して東京にあるインド大使館で展示した。

フィールド調査では、北海道から沖縄まで日本全国を訪れた。2006年から2007年までの日本財団奨学金の期間は、インドから中国、韓国を経て日本まで渡ったテキスタイルのルート及び日本のテキスタイルへの影響を研究し、この分野で博士号を取得した。

また、2つの長編映画の衣装デザインも手掛けたほか、本や記事の執筆、ワークショップの開催、アジアや米国の大学や博物館での講演も行っている。

Webサイト: http://www.visvabharati.ac.in/



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