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2005.03.03掲載
3月3日、NEC本社(東京都港区)地下1階講堂及び多目的ホールにおいて、IAUD2004年度 活動・成果報告会が開催され、305名(懇親会132名)の参加がありました。
2003年11月28日の発足からIAUDも1年が経過し、これまでの活動の成果と世界の潮流を、会員および一般の方々と共有し、協議会の次の活動につなげたいとの趣旨で、会員限定の「活動報告会」、一般の方々も参加する「成果報告会」、「懇親会」、「IAUD・各委員会の展示」と、大きく4つの構成で開催されました。
![]() 写真1:受付及び展示風景 |
![]() 写真2:川口理事長 |
川口理事長による開会挨拶の後、各委員会の活動報告が行われました。
続いて、上記各発表者が登壇し、会場の参加者から集められた質問表を基にしたトークセッションが、川原専務理事の進行で行われました。続いて、後藤副理事長の総評があり、会員向けの報告会が終了しました。
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会員以外に、一般、報道関係、来賓の方々などが入場しました。
まず、川口理事長より、各委員会の発表を踏まえたIAUDとしての活動報告が行われ、続いて3委員会・4発表者によるテーマ研究発表報告が行われました。
《国際委員会 小山委員長》
昨年12月にリオ・デ・ジャネイロで開催された国際会議において、IAUDがどのような形で参加したか報告されました。具体的に「IAUDセッションの開催」「IAUDブースでの商品展示」「IAUD主催レセプション」「IAUDツアー」の項目で、豊富な写真を交えて現地の様子などが報告されました。最後には、届いたばかりのヴァレリー・フレッチャー氏からの質問に対する答えも披露されました。
なお、実際のブラジルUD国際会議の内容詳細につきましては、「21世紀のためのデザインIII、ユニヴァーサルデザインに関する国際会議報告」に掲載されていますので、ご覧ください。
《事業開発委員会 住空間PJ 宮脇委員》
「誰もが心豊かに暮らせる住空間づくり」を目標に、2004年度は先端事例からUDの要件を抽出することを主活動として、先端事例の視察物件データ、設定した評価軸による視察検証、記録写真などが報告されました。
《事業開発委員会 労働環境PJ 亀井委員》
「誰もが共に参加できる労働環境を考える」を目標に、2004年度は多人数・双方向のコミュニケーションを行う「会議」に着目し、UDマトリックスを用いた会議における問題点抽出、会議におけるコミュニケーションのUD要件などが報告されました。
《イヴェント企画委員会 市場委員》
デザイナーとユーザーの意識ギャップを埋める「ユーザー参加型のデザイン開発」をテーマに実施されたワークショップの開催について報告されました。デザイナーとユーザーが一同に会し、ユーザーが実際に製品を使用し、その問題点をデザイナーが観察、実体験、ディスカッションし、UDデザイン開発の可能性を検討したこと、継続的な活動として実施する予定などが報告されました。
その後、上記4名と川口理事長、後藤副理事長、川原専務理事が登壇し、会場の参加者との質疑応答が行われました。
最後に来賓の経済産業省製造産業局デザイン・人間生活システム政策室の三浦室長からご挨拶があり、後藤副理事長による閉会挨拶が行われました。
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会場の入口周辺では、IAUD、各委員会の活動や研究がパネル展示、WebでのIAUDサイト公開、模型や各種資料が展示されました。
その後、会場を移し懇親会が開催されました。
今回は年に一度のIAUD全体のイヴェントとして初開催でしたが、次につなげる節目として好評裏に終了いたしました。