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聴力】聴力レベル 40dB〜70dB

特徴

WHOの定義では中度難聴:41〜55dB、軽度難聴:26〜40dBとなっており、かなり聴覚障害者の範囲が広くなる。

原因となる主な疾病

・伝音難聴の原因
外耳道閉塞、耳垢栓塞、耳管狭窄症、滲出性中耳炎(中耳カタル)、急性中耳炎、慢性化膿性中耳炎、真珠腫性中耳炎、中耳の先天性奇形、外傷性奇形、耳硬化症
・感音難聴の原因
突発性難聴、音響外傷、メニエール氏病、蝸牛窓破裂症、薬物中毒、騒音性難聴(職業性難聴)、妊娠中の事故

代替手段、自助具、携行医療機器、対処法、など

補聴器、助聴機

日本の該当者数

WHO定義による聴覚障害者(40dB以下が聞き取れない) は日本人口比で4.7%(600万人)。

一般的な配慮方法

特に先天性の聾者や難聴者の場合、言語の習得過程に困難が生じるため
・漢字の多用を避ける
・比喩や婉曲、二重否定などの複雑な言い回しや長文を避け、簡潔な文章で伝えるなどの配慮
また、同じ理由で聾者や難聴者の表現が直接的できつく感じられることがあるので、それらに対する周囲の理解が必要。

Ex.音以外の伝達方法(光、振動、文字)、ボリューム可変機能、音声速度、音質(高低)の可変機能、倍音、メロディ音、和音の活用

※特に危険通知の場面では、上記手段をふくめた複合的な情報提供が重要。