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21世紀のためのデザインIII、UDに関する国際会議報告 UD国際会議へのメッセージ

2004.12.20掲載

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UD国際会議へのメッセージ


国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)総裁として一言、ご挨拶を申し上げます。


一昨年秋、国際ユニバーサルデザイン会議2002(インターナショナル コンファレンス フォー ユニヴァーサル デザイン イン ジャパン2002)を、横浜市において開催致しました処、国内外から私共が想像しておりました以上の方々のご参加を得て、盛会裡に終了する事が出来ました。


一昨年秋、国際ユニバーサルデザイン会議2002(インターナショナル コンファレンス フォー ユニヴァーサル デザイン イン ジャパン2002)を、横浜市において開催致しました処、国内外から私共が想像しておりました以上の方々のご参加を得て、盛会裡に終了する事が出来ました。


我が国において、今だ、「ユニヴァーサル・デザイン」の正しい理解が周知徹底されていない状況下での開催で、いささか心配しておりましたが、発起人のオリジナル・メンヴァーでありました、デザイナー諸君の努力と、賛同して下さった、山本卓眞(株)富士通名誉会長並びに、本稿を代読して下さっている、戸田一雄松下電器産業(株)副社長のお二方を始めとする国内企業各社の強力な支援のお陰で、見事な成功を修める事が出来ました事は、終始、裏方として実行委員会の中心におりました、私に取って誠に嬉しい事でありました。


更に驚いた事は、盛会裡に終了した事で、「御役御免」と思っておりました私ですが、数ヵ月後には、国内におけるIAUD設立の話が持ち上がり、あれよあれよと思う内に、設立準備委員会開催を経て、あっという間に約120社が加盟するIAUDが、正式に設立した事であります。


30年ほど以前より、私の本業であります、「障害者福祉」の分野で、様々なUD機器を考案してまいりましたが、前述致しましたIAUD設立のお陰で、幼児から、障害を持つ人々や妊婦の方々、そして外国人や高齢者の人々迄、要は全ての人間・人類が住み易い環境にある様に、使いがっての良い日常生活を送れる事に、目を向けるべきであるという真実に我が国のデザイナーと企業家達が、理解を示した訳でありまして、仕掛け人としてこれ以上の喜びはありませんでした。


バレリー・フレッチャー所長の強いお薦めがありましたので、本来ならば、ブラジル大会に参加してご挨拶を申し上げるべきでありましたが、多忙の為、IAUD評議員会議長の戸田一雄氏に私のご挨拶を託しました。


デザイニング・フォー・ザ・トェンティーワン・センチュリー・スリー、アン・インターナショナル・コンファレンス・オン・ユニヴァーサル・デザインの成功を心から祈念致しまして、私のご挨拶と致します。


IAUD総裁 ともひと(ともひと)親王


(原文のまま掲載しています)


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