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第8回国際ユニヴァーサルデザイン会議 2021 in ザ・クラウド 開催趣意

2021.02.11掲載

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第8回国際ユニヴァーサルデザイン会議 2021 in ザ・クラウド



一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)は、2021年2月26日(金)、27日(土)に「第8回国際ユニヴァーサルデザイン会議2021 in ザ・クラウド」を開催いたします。開催の趣意は以下のとおりです。



第8回国際ユニヴァーサルデザイン会議 2021 in ザ・クラウド
開催趣意

2020年12月27日

一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(略称:IAUD)は、未だ世界中で猛威を振るっている新型コロナウィルス感染防止対策の一環として、2021年2月、「新型コロナウィルス感染防止のためのデザイン」をテーマにインターネット上で「第8回国際ユニヴァーサルデザイン会議 2021 in ザ・クラウド」を開催いたします。

ユニヴァーサルデザイン(UD)とは、「民族、文化、慣習、国籍、性別、年齢、能力の違いにかかわらず、できる限り多くの人々に利用可能なように最初から意図して、機器、建築、身の回りの生活環境などをデザインすること」と一般的に定義されていますが、IAUDでは2002年11月に横浜市で開催した日本初の国際ユニヴァーサルデザイン会議の宣言文から引用し「一人一人の人間性を尊重した社会環境づくり」をユニヴァーサルデザインと呼んでいます。これは1948年12月10日に第3回国連総会で採択された世界人権宣言(Universal Declaration of Human Rights)と主旨を同じくするものです。 また、UDの基本理念である「多様性の包摂」は「誰一人取り残さない」という持続可能な開発目標(SDGs)の原則とも一致しています。

IAUD主催の国際ユニヴァーサルデザイン会議は、以後2006年の京都、2010年の浜松、2012年の福岡、2014年の東京&福島、2016年の名古屋、2019年のタイ王国首都バンコクと継続的に実施し、第8回目となる国際会議は2020年秋にアラブ首長国連邦(UAE)第2の中心都市ドバイで開催する予定で計画を進めて参りました。ドバイでは2020年万国博覧会の開催も予定されましたが、ご存じの通り、このパンデミックの影響で東京オリンピック.パラリンピックと同様にドバイ万博も一年延期されたことから、IAUD主催の国際UD会議も延期を余儀なくされました。

新型コロナウィルスの発生から既に1年以上が経過していますが、未だ収束の気配は見えず、ワクチン開発や自然感染により集団免疫が獲得されるまでには4〜5年を要するとの一部専門家の見解もあります。しかし、それまで息を潜め、ひたすら待つしかないと考えるのはあまりにも消極的かつ無責任と言わざるを得ません。感染者数の変動など、いたずらに人々の不安を煽る報道から一旦距離を置き、科学的根拠に基づいた対処法を確立する努力をしなければなりません。

米コロンビア大学の研究によれば、人体に無害な波長222nmの紫外線を数分照射すれば新型コロナウィルスが不活化(感染力や毒性の消失)することが確認され、日本のメーカーがこの光源を開発しているとのことです。また、金属の銅の表面では新型コロナウィルスが4時間で不活性化し、酸化チタンなどの光触媒には抗ウィルス効果があるとの研究報告もされています。そして今、このような科学的所見を活用した感染防止対策へのイノベーションデザインが求められており、そのためのデザイン思考と普及啓発こそ、まさに本国際会議開催の目的及び使命と考えています。

IAUDは、思いを同じくする世界中の人々の知見と叡智を結集することで、パンデミックの一刻も早い終息と安心・安全な社会の復活をめざします。

ぜひ、これらの趣旨をご理解賜り、さまざまな立場の方々の幅広いご支援とご協力、そして積極的なご参加を切にお願いいたします。



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