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IAUD第2期国際ユニヴァーサルデザイン研究講座開講のお知らせ

2024.10.31掲載

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国際ユニヴァーサルデザイン研究学院
International Institution for Universal Design
第2期国際ユニヴァーサルデザイン研究講座開講のお知らせ

国際ユニヴァーサルデザイン研究学院 International Institution for Universal Design

2024.10.17
一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会
理事長 古瀬敏


一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(International Association for Universal Design:略称IAUD)は、ユニヴァーサルデザイン(UD)に関わる教育研究事業を推進するため、2023年10月に国際ユニヴァーサル研究学院(International Institute for Universal Design:略称IIUD)を設置し、国際ユニヴァーサルデザイン研究講座を開講しましたが、2年目にあたる本年はいよいよ国際的に展開いたします。



日本の高齢化率は今年29%を超え、かつていずれの国も経験したことのない超高齢社会に突入しています。イタリア、ドイツなど欧州各国もいずれ日本のような超高齢社会に移行すると予測されていますが、共通する悩みは労働力人口の減少です。この問題を解決するためには、働く意欲のある障害者、高齢者、女性、外国人などの就業率を上げ、彼らが働きやすい労働環境を創造する必要があります。つまりUDの考え方が重要なのです。

ユニヴァーサルデザインとは、民族、文化、慣習、宗教、国籍、性別、年齢、能力の違い等にかかわらず、できる限り最大限多くの人に利用可能であるように最初から意図して、機器、建築、空間、システムなどをデザインすることです。IAUDでは、さらに一歩踏み込んで、「一人ひとりの人間性を尊重した安全・安心な社会環境づくり」こそが、ユニヴァーサルデザインの本質であると考えています。

日本や欧米などの先進工業国では、ユニヴァーサルデザイン、インクルーシブデザイン、デザインフォーオールなどの考えが一通り行き渡り、生活環境も整備されてきましたが、発展途上国ほか多くの国々はまだそのような考えに至っていないところもあります。また逆にアジアやアフリカなど気候風土や文化背景が異なる国々から、その地域固有のヴァナキュラーデザインや持続可能なデザインなどの考え方を学ぶこともあります。その意味で、今後は国境を超えた知識や経験の相互移転が重要な意味を持つでしょう。

第2期国際UD研究講座では、世界各地から受講生および講師を募り、UDに関する多様な情報交流と意見交換に努めることで、参加者に改めて意識改革を促し、リスキリングやリカレント教育の機会を提供します。

ぜひ、これらの趣旨をご理解賜り、さまざまな立場の方々の幅広いご支援とご協力、そして積極的なご参加を切にお願いいたします。



国際ユニヴァーサルデザイン研究学院 設置要綱

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