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「サステナブルデザイン講演会」開催報告

2007.11.13掲載

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研究開発企画部会ワークショップWG 中岸 裕子

9月13日、IAUD研究開発企画部会ワークショップWG主催によるサステナブルデザインの講演会が、富士通株式会社本社にて開催されました。


会場の様子

近年、「ユニヴァーサルデザイン」と「サステナブルデザイン」には深いかかわりあいがあり、2006年に開催された「第1回サステナブルデザイン国際会議」では、川原専務理事、植松部会長、加藤部会長の基調講演が行われました。こうした経緯に基づき、2007年度より、研究開発企画部会ワークショップWGにて 「サステナブルデザイン」をハンドリングしていくことといたしました。


1回目の催しとして、「サステナブルデザイン」を実践しておられる専門家の方のお話を聞き、サステナブルデザインの理解を深めるとともに、実践を知ることで、会員の皆さまに役立てていただくことを目指して、講演会を企画いたしました。


受講者は90名。関係者もあわせると100名強の参加者となり、盛況にスタートを切ることができました。また、その後の反響も高いため、ご講演をいただいた、益田文和様、上野英二様の了解もいただき、IAUDの公式サイトにも発表の模様を掲載し、会員の方々と情報を共有することとしました。


今回の講演会を通じ、人が人として存在し、将来をデザインしていくために不可欠なコンセプトとして「サステナブルデザイン」があること、そしてそれは人としての感性や想像力なしには実現できないことを再認識しました。多くの方々に助けていただき、実りの多い講演会になりましたこと、あらためて御礼申し上げます。


益田氏、上野氏はじめ、サポートくださった方々、受講くださった皆さまに、感謝と御礼を申し上げます。


益田文和氏
上野英二氏



【開催概要】

■日時:2007年9月13日(木曜日) 13時25分~16時30分

■場所 :富士通株式会社 本社6階 コミュニティサロン内 プレゼンテーションルーム1・2

■講演題目:

第1部 最新のサステナブルデザイン事情

  • 益田文和(東京造形大学デザイン学科 教授)

第2部 オークヴィレッジにおけるサステナブルデザインの実戦

  • 上野英二(オークヴィレッジ木造建築研究所 所長)

講演記録PDFファイルダウンロードページへ(会員限定)



講師プロフィール

益田 文和 (ますだ ふみかず)

東京造形大学デザイン学科 教授

デザイン商品企画開発、デザインコンサルテーション、 デザインの振興事業に関するコンサルテーション、エコデザイン 及び ユニバーサルデザインを中心としたデザインの調査研究が専門。サステナブルデザインをテーマに、国内外での講演や、国内外各誌での執筆に多数関わる。
国際的なエコデザイナーのネットワークである o2 Global Network の o2 Japan 代表
日本デザインコンサルタント協会代表幹事、サステナブルデザイン会議 Destination 2006-2026 実行委員長歴任

略歴

1949年 東京都出身
1973年 東京造形大学デザイン学科卒業後、建設会社、デザインオ フィスを経て、1978年以降フリ-のインダストリアルデザイナーとして家電をはじめとする様々な製品のデザイ ン開発や地域産業のデザイン振興など国内外のプロジェクトに関わる。
1991年 株式会社オープンハウス設立 代表取締役
2000年 東京造形大学デザイン学科教授(インダストリアルデザイン/サステナブルプロジェクト)
2006年 LLPエコデザイン研究所開設 所長
     

上野 英二 (うえの えいじ)

一級建築士
オークヴィレッジ木造建築研究所所長

飛騨山中を拠点に活動する工芸集団。お椀から建物まで、日本に伝わる木の文化を現代に再現、自然との共生をモットーにものづくりに取り組む。建築では伝統構法を用いながら、現代の住まい事情、暮らし手のライフスタイルを見据えた、新しいタイプの木造建築を次々とつくりだしている。

略歴

1959年 岐阜県生まれ
1983年 愛知工業大学工学部建築学科卒業。設計事務所勤務
1985年 オークヴィレッジ入社
現在 オークヴィレッジ 常務取締役
オークヴィレッジ木造建築研究所 所長


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