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操作のための運動能力】片麻痺、対麻痺

特徴

【身体障害者手帳対象】

離れた場所の同時押しなど両手を必要とする操作が困難。
手足を同時に使う動作が困難。
ペダル操作など両足を必要とする操作が困難。
動かない部位が操作の妨げになる場合がある。

物を持つ、握る、複合動作(握って回すなど)が困難。
立つ、座る、しゃがむ、歩くなどが困難。
巧緻性が劣る。
可動域、作業域が限られる。
動作が緩慢になる。
疲労しやすい。
同じ姿勢の保持や操作姿勢の確保が困難。
その他、日常生活のさまざまな動作が困難。

原因となる主な疾病

・脳血管障害
・脳性まひ
・頚椎損傷
・筋萎縮性側索硬化症(ALS)
・筋ジストロフィ
など

代替手段、自助具、携行医療機器、対処法、など

ヘッドポインタ、マウススティック、マジックハンド、残存機能を用いる特殊スイッチ・デバイス、補装具による関節固定、車いす、交互式歩行器、車輪付き歩行器、各種特殊杖、姿勢保持装置

日本の該当者数

肢体不自由者全体の人数
18歳以上:176.0万人(前回平成13年調査比100.6%)
18歳未満:5.0万人(前回平成13年調査比105%)

うち、
・上肢切断:8.2万人
・上肢機能障害:44.4万人
(平成18年度版「障害者白書」)

疾患別では、脳血管障害がもっとも多く、ついで骨関節疾患、リュウマチ疾患、脊髄損傷、脳性麻痺、脊髄性小児麻痺の順。(共用品推進機構)

一般的な配慮方法

・ボタン、スイッチ、つまみなどの形状や大きさ、素材、操作荷重
・ボタン等の配置、間隔
・複合操作を避ける。
・支援技術デバイスを接続できる拡張性
・余裕あるタイムアウトの時間、タイミング
・操作に対するフィードバック