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内部障害】消化器系

特徴

【身体障害者手帳対象】

・膀胱、直腸機能障害
排泄機能が妨げられる。
排泄・トイレに時間が掛かる。
においが気になる場合がある。

・小腸機能障害
栄養の維持が困難になる。食事管理が必要。
頻繁にトイレに行く必要がある。
潰瘍を繰り返す場合がある。
社交的な食事ができずストレスにつながる。

原因となる主な疾病

・膀胱、直腸機能
髄損傷、先天性奇形、炎症性疾患、悪性腫瘍(がん)

・小腸機能
クローン病、小腸軸捻転、先天性小腸閉塞症

代替手段、自助具、携行医療機器、対処法、など

・膀胱、直腸機能障害
消化器ストーマ/尿路ストーマ(人工の排泄孔)、膀胱/腎臓へのカテーテル、オストメイト(ストーマ利用者)対応トイレ、オムツ、携帯の消臭剤など

・小腸機能障害
管による栄養補給、高カロリー輸液(どちらも苦痛と危険が伴う)

日本の該当者数

総数:107.0万人
 心臓機能:59.5万人
 腎臓機能:23.4万人
 呼吸器機能:9.7万人
 膀胱、直腸機能:13.5万人
 小腸機能:0.8万人
 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障害:0.1万人
(障害者白書 平成20年版 )

人工透析対象者:27.5万人
(日本透析医学会 平成19年)

一般的な配慮方法

食事の管理、ストーマ使用の場合衣服の配慮(交換のしやすさ、圧迫)、公共トイレへのオストメイト対応トイレ設置(場所の明示、使いやすさ、メンテナンス)

内部障害は外見でわからない場合が多く、社会的レベルの理解と慎重な対応が必要。
(ペースメーカー装着者やオストメイトの多目的トイレ使用への理解不足、交通機関の優先席使用に対する誤解)