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視力】全盲(1級)・弱視(2級)

特徴

【身体障害者手帳対象】

全盲
・全く見えず、周囲が明るいか暗いかも判別できない状態
光覚
・暗室で、豆電球の光を感じることが出来る視力
手動弁
・目の前で手を左右に振ると、その動きがわかる視力
指数弁
・目の前にある指の数が数えられる視力

原因となる主な疾病

角膜混濁、角膜軟化症、角膜白斑、網膜はく離、網膜色素変性、黄斑部変性症、糖尿病による網膜損傷、虹彩欠損、強度近視、遠視、乱視など屈折異常、視神経萎縮、視神経炎、中枢性視覚障害、皮質網(脳が原因による視覚障害)、斜視

※失明の原因でもっとも多いのは、糖尿病に起因する緑内障

代替手段、自助具、携行医療機器、対処法、など

(視覚障害全般)
白杖、点字/点字図書、立体地図/立体図など、電子図書(DAISY)、OCRによる読み上げシステム、点字ディスプレイ/点字(6点入力)キーボード、音声ブラウザ/音声メーラー/スクリーンリーダー、点字プリンタ、立体コピー、点字対応電子手帳(ブレイルメモなど)、携帯電話の動画通信機能(知り合いに「これは何?」とリアルタイムで問い合わせ)、SPコードリーダ(スピーチオなど)、振動機能付き時計/音声読み上げ時計/触れる時計、ICレコーダ(メモ代わり)、盲導犬、サングラス、点字ブロック、音響装置付信号機
(おもに弱視者)
単眼鏡、弱視眼鏡、コピー拡大機能、拡大読書機、PCのOSの画面反転機能/画面拡大機能

日本の該当者数

視覚障害1級:11.4万人、2級:8.2万人
手帳所持者:37.9万人(身体障害者手帳:36.5万人、療育手帳:0.6万人、精神障害者保健福祉手帳:0.3万人)
点字のできる障害者:4.8万人
(身体障害児・者実態調査:平成18年版(平成17年7月1日調査))

一般的な配慮方法

触覚や音によって状況把握を可能にする。
Ex.標準化された凸記号、報知音の使用(スタート/ストップなど)、自照/蓄光する操作部、ボタン形状の工夫、見易いカラーコントラスト、音声案内、音声ナビゲーション、大きな文字表示(サイズ切り替え機能)